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Apple、iPhone 9(iPhone SE2)を4月中に発売との見方浮上 業績向上への圧力増す

3/30(月) 7:03配信

リアルサウンド

 Appleが今春リリースを念頭に置いていた小型で低価格の新モデルiPhone 9(iPhone SE2)は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大で悪化する市場環境を鑑み、発売を延期することを検討していた。しかし、ここにきて一転、4月に発売するという意見が勢いを取り戻し、間もなく決定が下されるという情報がリークされた。

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・経済的圧力と株主への義務
 『Front Page Tech』のJon Prosser氏は、このことについて「iPhone 9は4月に出荷される準備ができています。経済的な圧力と株主への義務のため、Appleは4月にiPhone 9をリリースすることを検討しています」とツイートしている。

 Appleは協議を行い、結論はまだ出ていないものの、もしこのタイミングで発売するなら、4月中旬頃になるという。

 消費者の購入意欲が低下しているこのタイミングでの販売を見送るという意見は、合理的に映る。しかし、業績が低迷しており、株主が黙っていない。iPhone 9の売上を最大化するより、いつ快方に向かうのか先が見通せない現状を少しでも早く打破するために、緊急時のカンフル剤のようにして使うことを考え始めているようだ。

・Apple Storeは4月上旬から順次再開、5月末までに100%目指す
 中華圏以外の世界中で閉鎖を行ったApple Storeについて、同氏は「最も早い店舗で4月上旬、 5月末までに100%の営業再開を目指しています」と述べる。

 再開時期は一律ではなく、各地の状況を考慮してケースバイケースで決定していくという。待機中のApple Store従業員には、24~48時間前に、通達されるとのことだ。

・iPhone 12はプロトタイプが決定せず、渡航制限で生産が難航
 『BGR』は世界的大流行(パンデミック)とiPhoneの生産状況について、下記のように詳述している(参考:https://bgr.com/2020/03/25/iphone-12-release-delay-2020-coronavirus/)。

 初の5G対応となるフラッグシップモデルiPhone 12は、発売時期が例年の9月から大幅に遅れる可能性があるが、その原因の一つがAppleスタッフの渡航制限だ。エンジニアが、生産現場でテストを行うことが出来ず、設計の最終決定は現時点では、まだ行われていないという。

 Jon Prosser氏は「これまで目にしているiPhone 12のレンダリングやリークは、検討されているすべてのプロトタイプが混ざっている可能性があります」とツイートしている。

 消費者としては、詳細を早く知りたいところだが、Apple内でも作業が難航しているようだ。

 苦しんでいるのは、Apple本体だけではない。Appleのサプライヤーは、現行のiPhoneモデルと秋頃に発売予定の新型iPhoneの需要について気を揉んでいる。Appleにデバイスやコンポーネントを供給する工場は、ほぼ生産を再開しているが、売上は約2割ほど低下しているという(参考:https://www.macrumors.com/2020/03/27/apple-suppliers-worried-iphone-demand/)。

 Apple内外の状況を一通り見渡すと、新型コロナウイルスの状況が刻々と変化するにつれて、Apple内でも方向性がコロコロと変わっていることが分かる。未曾有の事態に、Appleも大きく揺れているようだ。

Nagata Tombo

最終更新:3/30(月) 7:03
リアルサウンド

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