ここから本文です

“電気”誕生の裏にあった発明家と実業家のビジネスバトル 「エジソンズ・ゲーム」を採点!

3/30(月) 17:00配信

文春オンライン

〈あらすじ〉

1882年、ニューヨーク。天才発明家として崇められているトーマス・エジソン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、白熱電球の発明に成功し、直流方式送電システムでの普及に執念を燃やしていた。1886年、裕福な実業家のジョージ・ウェスティングハウス(マイケル・シャノン)は、交流方式送電の実演会を成功させる。そこで自分の発明した電球が無断で使われたことに激怒したエジソンは、新聞記者を集めて交流式のネガティブキャンペーンを開始する。両者の間で訴訟、脅迫、裏切りといった攻防戦が続く中、ウェスティングハウスはエジソンと決裂した発明家のテスラ(ニコラス・ホルト)に接近する。

【写真】この記事の写真を見る

〈解説〉

アメリカ初の電力送電システムを巡る、天才たちの〈電流戦争〉を描く。監督は『ぼくとアールと彼女のさよなら』のアルフォンソ・ゴメス=レホン。108分。

中野翠(コラムニスト)★★★★☆贔屓のカンバーバッチだが、もっと癖の強い人物造形でもよかった。ニコラ・テスラの登場、時代衣裳、作法など楽しめた。

芝山幹郎(翻訳家)★★★☆☆「電流戦争」の経緯は興味深いが、撮り方に無用のケレンが混じる。カンバーバッチは、頭の切れる変人の役がよく似合う。

斎藤綾子(作家)★★★★☆電気はエジソンとしか浮かばない貴方に是非見てほしい、閃きと実業のせめぎあい。男たちだけじゃない妻の力に脱帽。

森直人(映画評論家)★★★☆☆面白い史実なのに主題の表面しかスパークしない。深掘りすれば発明と資本のスリリングな関係が描けたのではないか。

洞口依子(女優)★★☆☆☆実際に何を照らすべき映画か。エジソンとテスラとウェスティングハウスが主題ならばもっとエッジを。シャノンに星。

INFORMATION

「エジソンズ・ゲーム」(米)
4月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:KADOKAWA
https://edisons-game.jp/

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年4月2日号

最終更新:3/30(月) 17:00
文春オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事