ここから本文です

フォルクスワーゲン ニュー・ビートル──駐車場に戻ると嬉しくなる 愛嬌たっぷりな相棒グルマ

3/31(火) 8:11配信

GQ JAPAN

「クルマは機械で、移動の道具だ」という意見もある。けれども、道具だと思って使っているうちに、いつの間にか心が通い合うようなクルマも存在する。今月は、つい感情移入をしてしまう、そんなキャラクターを持ったクルマにフォーカスする。サブスクやカーシェアリングのこれからの時代、こんな愛されキャラしか生き残れない!? フォルクスワーゲン ニュー・ビートルの魅力を紹介する。

【写真を見る】人を笑顔にするワケ

残すところ、ディーラーにある車両のみ ビートルは永遠に不滅です

1938年にプロトタイプが完成したオリジナルのビートルは、2003年に生産を終えるまでに累計で約2153万台がオーナーの手に渡っている。長きにわたり世界中で愛された理由は、かわいかったからだけではないと推測する。当時のライバルに比べて、ビートルは圧倒的に軽くて堅牢で、よく走って信頼性も高かった。雨の日も風の日も、ビートルはみんなを乗せて元気に走ったから家族のように愛されたのだ。やはり設計したフェルディナント・ポルシェ博士は天才だった。

1998年に登場したニュー・ビートル、2011年デビューのザ・ビートルは、メカニズムこそオリジナルとは異なるけれど、その”愛されキャラ”を引き継いだ。「カッコだけのなんちゃってレトロ」という声もあったけれど、ザ・ビートルの最終モデルに乗ると、そうではないことがわかる。

ベースとなるのが実用車の鏡とも言うべき同社のゴルフだから当然と言えば当然だけれど、ザ・ビートルもだれが乗っても安心して、リラックスした気持ちで移動できる。中身がマジメだからこそ、デザインであそべるのだ。

マジメで、ピースフルで、周囲の人を笑顔にするという得難いキャラクターを持つザ・ビートルも生産を終え、間もなく日本での販売も終了する。こんなキャラを持つクルマと再び出会うことはあるのだろうか。

ご存じの人も多いように、オリジナルのビートルの正式名称はフォルクスワーゲン・タイプ1。ニックネームの方が有名になったのは、いかにこのクルマが愛されていたのかの証拠だ。2011年に登場し、翌年から日本に導入されたザ・ビートルは第6世代のゴルフがベース。スペックは最終仕様R-Line Meisterのもの。

SPEC 全長×全幅×全高:4285×1825×1495mm ホイールベース:2535mm 車両重量:1380kg 乗車定員:4名 405万5000円

文・サトータケシ 写真・ウツミ

最終更新:3/31(火) 8:11
GQ JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事