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ミキの初の冠番組「BUZZってミキ!」がDVD化!「“男子校感”たっぷりの思い出の作品です」<インタビュー>

3/31(火) 5:30配信

ザテレビジョン

ミキの初の冠番組として好評を博した「マンゲキ発信! BUZZってミキ!」(2017~2019年、GAORAほか)が、番組終了から1年を経てDVD化された。

【写真を見る】「BUZZってミキ!」が生んだ人気キャラ“FOX EYE”の話題になると、二人ともトークがさらにヒートアップ!?

大阪の吉本の若手芸人の拠点である「よしもと漫才劇場」に、ミキをはじめ、アインシュタイン、トットら、人気芸人が集結。劇場中継スタイルで、漫才の他、さまざまな企画コーナーを送り出してきたこの番組。DVDでは、そんな企画コーナーの中から、昴生と亜生がそれぞれ選んだベスト5が2巻に収められている。この待望のDVDリリースを機に、ミキの二人に番組を振り返ってもらった。

■ 会社的になかったことになってる番組やと思ってました(昴生)

──まず、「BUZZってミキ!」という冠番組が始まるというお話を最初に聞いたときは、どう思いましたか。

昴生:タイトルを聞いて、「“BUZZ”って何?」って思いました(笑)。“BUZZる”っていう言葉の意味を知らなかったんです。しかも、僕らに話を持ってきたマネージャーも知らなくて。

亜生:「ハチのことみたいです」とか言うてましたね(笑)。「えっ、僕たち、ハチ?」みたいな。

昴生:そうそう。いやマネージャーは分かっとけよ! 絶対聞かれるヤツやん、なんで調べてないねん!…って感じでした。でも、かつて銀シャリさんたちがやられていた番組(「銀シャリの5upベイベー」2009~2012年、GAORAほか)からの流れということで、同じ枠でできるのはうれしかったです。

──番組終了から1年を経て、DVD化されると聞いたときは?

昴生:いや~、ありがたかったですね。この番組、会社(吉本興業)的になかったことになってるんかなと思ってたんで(笑)。ただ、どうやってDVDにするんやろ?とは思いましたけど。ロケっぽい企画とかがあるんやったらいいんですけど、ただただ、ライブをやってただけなんで。

亜生:結果、ミキの(よしもと)漫才劇場の思い出DVD、という感じになりましたね。おかんが記念に作る感じの(笑)。

昴生:でも、劇場で漫才以外のことをしてる僕らを見られるのはこのDVDしかないと思うので、見る価値はあると思います。僕らを育ててくれた漫才劇場で、仕事を忘れて楽しくやってる感じを見ていただけたらいいなと。

――やはりお二人とも、よしもと漫才劇場への思い入れは強いんでしょうか。

昴生:はい。もう、感謝しかないですね。あの劇場があったから、今の僕らがある、というか。漫才劇場になった瞬間(※2014年12月、「5upよしもと」から「よしもと漫才劇場」へリニューアル)に、「ここで頑張っていこう!」「俺たちがこの劇場を盛り上げていくんだ!」って思ったのを、いまだに覚えてます。

亜生:ほんまに大好きな劇場ですね。とにかく居心地がいいんですよ。出番がない日もずっと楽屋にいましたから。

だからこの番組も、なんか“男子校感”があるんですよね。出てる芸人みんな、あんまりテレビの収録だと考えずにライブ感覚でやってくれて。僕もお兄ちゃんも、普通に笑ってますもんね。芸人が普通に笑ってるところがDVDになってるって、なかなかないと思います。

──若干のキャリアの差はありますが、出演されている芸人さんたちはみなさん、お二人とほぼ同期ですよね。

昴生:はい、ずっと漫才劇場で一緒にやってきた仲間ですね。

亜生:ほんま、ファミリーみたいな感じで。僕、この番組に出てる先輩方には全員、ずっとご飯をおごってもらってきてますから。お世話になりっぱなしのみなさんです。

──通常のテレビ番組とは違った、劇場中継のスタイルは、お二人の持ち味が生かされていると思います。

昴生:僕ら、テレビの歴なんて、まだ全然浅くて、ずっと劇場主体の環境で育ってきたんで。劇場のお笑いとテレビのお笑いって、全然違うんですよ。劇場のお笑いをそのまま見てもらえるのはうれしいですね。

亜生:まだあんまりテレビに出てない芸人もいるんで、大阪以外の人にとっては、なじみのない芸人もいるかもしれないんですけど。しかも、その人たちがネタじゃなく、企画コーナーをやってるっていう(笑)。でも、そんな姿を見られるのは貴重やと思うんですよ。「この人、素のときは、こんなこと言うんや」なんて、人間性も分かりますし(笑)。

昴生:大阪の劇場でやってる芸人たちは、いい意味でストイックで、ひたむきなんですよ。「俺が一番笑いを取ったる!」みたいな気持ちが強くて。まぁ、それが渋滞して収拾つかなくなっちゃうこともあるんですけど。このDVDも、そんな収拾つかない感じが、そのまんま収録されてます(笑)。

亜生:僕、さっきも言うた通り、仕事がない日も漫才劇場に行って、仲のいい芸人とか作家さんとみんなで楽屋でしゃべってたんですけど。この番組は、そういうときにちらっと話したことが企画になってたりするんです。

そういえばこの前、東京の(ヨシモト)∞ホールにも、同じように仕事がない日に行ってみたんですよ。そしたら、誰もいなくて、ただ楽屋を一周して帰ってきました(笑)。

■ テレビでは見られへん、劇場っぽい雑な感じの企画を選びました(亜生)

──今回のDVDには、全20回の放送の中からお二人がそれぞれセレクトした企画が、2巻に分けて収められていますが、企画がかぶってしまうことはありませんでしたか?

亜生:なかったですね。そこは、うまいこと分かれたなと思います。まぁ、お互いに考えてることはだいたい分かるんで。

――選ぶ際のポイントは?

亜生:テレビではなかなか見られへんような、雑な感じの企画は選びましたね。劇場っぽいものというか、「えっ、ほんまにこれ流すの?」っていう(笑)。

昴生:「あれはヤバかったな~」みたいな(笑)。そういうのに限って、思い出に残ってるんで。

亜生:だって普通、こじまラテ(なにわスワンキーズ)が出てるDVDなんて、ありえへんでしょ(笑)。ジャケットにも写真載ってるし。

昴生:ほんまやな(笑)。ミキ、アインシュタイン、トットあたりだけでいいのに、何考えとんねんっていう。

──番組が進むにつれて、ダブルアートのタグさん扮する“FOX EYE”というキャラクターもフィーチャーされるようになりましたね。

昴生:後期はもう、ほぼミキの番組じゃなくなってましたもんね(笑)。僕らよりタグのほうが打ち合わせしてたんとちゃうかな。最後の3週分は全部、FOX EYE出てたし。

亜生:DVDになるっていう打ち合わせのときも、スタッフの方たちから、どうしてもFOX EYEを入れたいって言われて。FOX EYEがなかったら、この番組はDVDになってなかったかもしれないです。

昴生:とは言うても、別に人気があるわけやないんですけどね。会社が勝手に人気あるって踏んでるだけで(笑)。

亜生:ダブルアートなんて、劇場で一、二を争うくらい人気ないですもん(笑)。

昴生:そやのに、特典TシャツもFOX EYEですからね。「BUZZってミキ!」って、どこにも書いてない(笑)。このDVDが売れなかったら、それはもう、タグのせいです。

亜生:前に、タグさんのツイートが、リツイート数2400を超えたら限定動画を流しますって言って、撮ったんですよ。正直、僕らが出てるし、アインシュタインさんも出てるし、すぐに2400くらいは行くやろなと思うじゃないですか。でも、結局2400リツイートまで2年かかりましたからね(笑)。ついこの間、やっと限定動画が公開されて。

昴生:僕らは大好きですけど、お客さんはこれ見て楽しいんかな、とは思いますよね(笑)。でも、タグは芸術家肌なんで、あの動画も、実は1週間くらい寝ずに考えてるんです。

亜生:僕らも一緒に、テープで目や鼻を吊り上げてねぇ。本番の40分くらい前からやってるから、頭痛くなってくるんですよ(笑)。

昴生:だから、一緒にやりたくはないです。見ててあげるから、勝手にやってくれ、僕らを巻き込まんでくれ、と(笑)。僕の結婚式でもやりましたからね、しかも新ネタを。本ネタすべっとんのに、新ネタでウケるわけないやん! 人の結婚式ですべんなよ!

亜生:(笑)。まぁまぁ、このDVDでダブルアートの魅力が伝わるといいですね。お世話になってるんで。

──DVDで初めてこの番組を見る人に、FOX EYEとは何なのか、説明するとしたら?

亜生:とにかくまず1回見ていただいて、そこで感じたことが答えですね(笑)。前情報や予習なしで見てもらうのがいいと思います。

昴生:1回目は副音声とかも聞かずに、まんま見ていただいて。ひとつも笑えへんと思ったら、それが答えやし。ちょっとでも面白いと思ったら、それも答え。そういうもんやと思います、FOX EYEは。タグという男の末路を見てください(笑)。

──ところで、この番組は突然、最終回を告げられたそうですが…。

亜生:そうなんですよ。打ち合わせがあるって言われて行ったら、仲のいいディレクターさんが、お通夜みたいな顔で「終わります」って。

昴生:もうびっくりしましたね、「偉い人から、まだ続くって聞きましたけど」って言うたんですけど…。

亜生:「その方が『終わり』って言ってます」と(笑)。

──また同じような番組をやってみたいというお気持ちは?

昴生:はい、もちろん。大阪の芸人で集まって番組をやりたいっていうのはありますし、東京でも「BUZZってミキ!」みたいな番組ができたらいいなと思いますね。

(ザテレビジョン・取材・文=青木孝司)

最終更新:4/7(火) 11:55
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