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自粛要請と相反する若者の「過大視本能」を心理士指摘

4/1(水) 7:00配信

NEWS ポストセブン

臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、依然として自粛要請の続く新型コロナ対策への提言をお届けする。

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 約2000人。この数字に、若者に外出を自粛させるだけのインパクトが、どれくらいあるのだろうか。

 3月31日現在、クルーズ船を除いた日本国内での新型コロナウイルスの感染者数は2000人を超えた。東京では29日に68人、30日には13人、31日には78人と過去最多の患者数が報告されている。とはいえ、安倍首相が「緊急事態宣言瀬戸際の状況」と述べていたが、その割に少ないなという印象ではないだろうか。

 東京都の人口は現在、約1400万人、昼間の人口は約1600万人。これだけ人口が密集している東京で、感染者が1日に78人と言われても危機感はそれほど強くならない。アメリカでは12万人以上、イタリアが9万人以上、中国は8万人以上。連日、欧米の各国で軒並み万の桁の感染者数がカウントされているのだ。それだけに、日々発表される数字だけでは、閉塞感を発散させたい人々の活動を自粛させるだけの説得力はないだろう。

 週明けの東京では通勤ラッシュが戻り、街も人通りが増えた。小池都知事は3月30日夜に緊急記者会見を開き「感染爆発の重大局面だ」として若者と中高年に夜間の外出自粛を要請した。感染源がわからない感染者の行動を分析した結果、夜の街での感染疑いが多発という報告が厚労省のクラスター対策班からあったからだが…。

「オーバーシュートだ、ロックダウンだと叫んでも、日本の感染者数はこんなに少ないじゃないか」

 人には何かの大きさや割合を勘違いしてしまうという思い込みがあると、医師のハンス・ロスリングはベストセラーとなった『FACTFULNRSS』で述べている。「過大視本能」というこの思い込みは、「この数字はなんて大きいんだ、なんて小さいんだ」という勘違いを生むという。

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最終更新:4/1(水) 7:40
NEWS ポストセブン

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