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「『優勝を逃したら、このクソ野郎のせいだ!」って…」元オランダ代表の名FWが明かした名将ファーガソンとの“恐怖体験”とは?

4/1(水) 15:40配信

SOCCER DIGEST Web

「普通の監督とは違った」というエピソード

「ボスは、『行動するべき時』を心得ていた。例えば、規律の面で、僕らにプレッシャーをかけるべき時もね」

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 元オランダ代表FWのロビン・ファン・ペルシが、そう語る人物は、元マンチェスター・ユナイテッドの指揮官アレックス・ファーガソン。その人である。

 2004年から約8シーズンに渡ってアーセナルでプレーしていたファン・ペルシにとって、12年の夏にユナイテッドへ電撃移籍を決めた理由の一つは、その当時においても、もはや伝説と化していたファーガソンの存在にあった。彼は、フランス・メディア『SO FOOT』のインタビューで、こう明かしている。

「あの時、僕にはいくつかの選択肢があった。ユベントスとマンチェスター・シティからもオファーが来ていたんだ。だけど、ポジティブな面とネガティブな面を天秤にかけた時に、マンチェスター・ユナイテッド、とりわけファーガソンには良い感情しかなかった。真の勝者の一員になれるんだとね」

 その後、ユナイテッドで3年間プレーしたファン・ペルシは、ファーガソン体制の終焉となった12-13シーズンのプレミアリーグ制覇に貢献するなど、ユナイテッドで特大のインパクトを残した。

 そんな元オランダ代表FWだが、ファーガソンに対しては、良い思い出ばかりではなく、時には“恐怖”を感じることもあったという。

「ユナイテッド加入1年目のことだ。4月の時点で、僕らはリーグで2位に15ポイント差をつけて首位を独走していた。そして、優勝をかけたマンチェスター・シティ(2位)との直接対決で、僕らは負けた。もし勝てば勝点差は18になっていたのにね。それでも、まだ12ポイント差もある。だから、普通、監督たちもその状況を劇的なものにはしないだろう。でも、ボス(ファーガソン)は違った。まさにヘアドライヤーさ(笑)。

 この敗戦のあとにある2選手が、夜遊びに出かけたんだ。そしてその翌日、ボスは、その2人の写真をロッカールームの壁に張ったんだ。そして、チーム全体に対してこう言い放ったのさ。『よし分かった! いいかお前ら! もし、我々が優勝を逃したら、それは出かけることを選んだこのクソ野郎たちのせいだからな』ってね。問題の二人以外の若手は完全にビビっていたよ」

 ともすれば、チーム内、とくに若手選手からの不和を生み出しかねない強権ぶりだが、ファン・ペルシは、「ファーガソンはチーム全員の扱い方を知っていた」と話し、さらに絶賛した。

「ファーガソンは常にアメとムチが完璧な監督だった。彼が怒るのは、規律から逸脱した行為があった時だけだ。練習ではとてもタフで、一見すると暴力的にも見えたかもしれない。だけど、それが終わった後には、選手たちを慰めたり、励ます方法を熟知していた」

 昨年に現役生活に幕を下ろしたファン・ペルシ。アーセナル時代にアーセン・ヴェンゲル、そしてユナイテッドではファーガソンという二人の名将の薫陶を受けたキャリアは、稀有なものだと言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

最終更新:4/1(水) 15:40
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