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休校中の「闇部活」コロナ禍でも強行される異様

4/1(水) 5:20配信

東洋経済オンライン

 「部活禁止の通達が出ている中で、部活を普通にやっていた学校がありましたよ」

 小池百合子都知事が緊急記者会見で、「感染爆発の重大局面にある」と話し、週末の不要不急の外出自粛を訴えた3月25日。関西で私立の中高一貫校に勤務する男性の話に驚かされた。

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 聞けば、同じ関西にある他の私立校の顧問が「うちはやってますよ」と話していたという。バスケットボールに剣道、バレーボール、ラグビーも。

 「(今も)いろんなところでやってます。学校が休校になっても、1度も部活を休んでいないところもあると聞きました」

■都道府県により、部活再開するかはまちまち

文部科学省は3月24日、小中高校における「教育活動の再開等について」という文書を、各都道府県・指定都市教育委員会教育長・各都道府県知事に通達。

 休校を延長しない考えを示す一方、各地域の感染状況を十分踏まえながら「春季休業期間中はもとより、新学期以降も」感染症対策に万全を期すよう伝えた。

 この通達を受けての対応は都道府県によって異なり、いったん部活動の再開を決めた後で、感染の状況に応じて取りやめにするなど、混乱が垣間見える自治体も見受けられる。

 例えば大阪府は3月13日に、春季休業期間中の部活動を実施してよいと判断したが、3月20日の第9回対策本部会議でそれを撤回、実施しない方針に転換した。同日、府教育長名で⼤阪府市町村⽴学校等の児童・生徒に宛て、春休み期間は部活動を行わないことを通知。私立校についても同様の通達を出している。

 こうした中、休校中から継続して、隠れて部活を続行している学校があるというのだ。私立校の一部では、教育委員会による監視がほぼないに等しいため、部活動を継続してきたという。

 実は、一斉休校に突入した3月上旬、東京都の私立高校で教鞭をとる男性から「(都内でも)隠れて部活をしているところはある。私立の中高」と聞いていた。都内がここまでの厳戒態勢になったいま「さすがにやってはいないと思うがわからない」。

 コロナ禍でも強行する「部活熱」は、以前より問題視されていた。近年、文部科学省やスポーツ庁の通達により活動時間を短縮化。自治体によって設定時刻は多少違うが、中高とも夕方5~6時には完全下校が徹底されてきた。

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最終更新:4/1(水) 19:16
東洋経済オンライン

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