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アマゾンの配送センターの従業員は、いまも新型コロナウイルスの危険を感じながら働いている

4/2(木) 15:02配信

WIRED.jp

ジェイナ・ジャンプは、インディアナ州ジェファーソンヴィルにあるアマゾンのフルフィルメントセンター(FC、配送センター)で4年以上働いている。彼女のアマゾンでの体験は、つい最近まで素晴らしいものだった。ジャンプがマッサージ療法の学校に通うのを支援してくれたし、昨年はテキサスの新施設を開設する際の支援要員として派遣もされた。

新型コロナウイルスは、物体の表面で数日間は生き続ける?

ところが、新型コロナウイルスが世界的に広がって、すべてが一変した。「新型コロナウイルスに関するアマゾンの対応はショッキングであり、恐ろしさや怒りを感じました」と、ジャンプは3月25日の電話取材で語ったのだ。電話でのインタヴューを手配してくれたのは、アマゾンに批判的な地方・全国組織の共同体「Athena」である。

ジャンプによると、アマゾンは手の消毒液などの備品を職場に十分に用意していない。さらに現行の休暇ポリシーでは、感染している従業員の出勤を十分に防ぐことはできない。「年齢のせいで、わたしはウイルスの影響を受けやすいのです」と、58歳のジャンプは言う。「無給休暇をとっています。職場に戻るのが怖いので、わたしに残された選択肢はそれしかありません」

アマゾンの配送センターは感染対策が不十分?

新型コロナウイルス感染症「COVID-19」の患者数は、いまや米国が世界最多になっている。米国の全土で数百万人が待機生活を命じられていることから、いまやアマゾンの広大な配送ネットワークは、自宅から出られない人々にとって欠かせないサーヴィスになっている。

急増する需要に対応するため、アマゾンは医療品や食品などの生活必需品の配達を優先している。さらに国内での雇用を10万人増やし、いまいる従業員の時給を2ドル引き上げることを発表した。

ところが、アマゾンが労働者やその家族の健康を守るために十分な対策をとっていないという声が、複数の州の従業員から上がっている。必要な情報が提供されないことが怖いとも語っている。従業員の一部は、ジャンプのように給与を諦めて自宅に待機している。新型コロナウイルスに晒される恐怖から、完全に仕事を辞めた者もいる。

ジャンプが働くジェファーソンヴィルの倉庫では、新型コロナウイルスの感染例は報告されていない。だが、そこから48kmしか離れていないケンタッキー州シェファーズヴィルの返品センターでは、3名の従業員からウイルスの陽性反応が出た。

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最終更新:4/2(木) 15:02
WIRED.jp

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