「アマチュアレスリング出身で、新日本プロレスに入門した頃からグラップリング(組み技)はある程度できると。ただバリバリのストライカー相手に殴り合う技術はないので、プロレスの練習と並行してボクシングや総合格闘技のジムに通いました」
2002年8月にデビュー。同年大晦日にはアントニオ猪木に抜擢され、総合格闘技の大一番、ダニエル・グレイシー戦に臨んだ。若き日から新日本のテーゼである“ストロングスタイル”を背負う存在に。
「プロレスの特性上、相手に怪我をさせたくはない。甲部分まであんこの入ったレガースだと、思い切り蹴りをブチ込めます」
16年にアメリカのWWEに移籍。肩書きが“プロレスラー”から“スーパースター”に変わっても、スタイルは揺るがない。
「このクオリティはアメリカでは手に入らないだろうと、2組ほど予備を持っていきました。今は色を使ったパンタロンタイプのコスチュームの下に黒いレガースを装着。もう外して試合することはないでしょうね。海パンを穿かないでプールに入るみたいで、そわそわしちゃうと思うから(笑)」
〈M&Mカンパニー〉の村上真理子さんが全工程を手作業で仕上げる。「中央に縦のステッチを入れて、足首と甲をつなぐ部分を細くしてもらったりと、最初に相談してディテールを決めました」。蹴りが当たる前面部は本革を使用。「そこは村上さんが譲れないところ。丈夫で長く使えます」。
text: Tarzan (初出『Tarzan』No.784・2020年3月26日発売)
最終更新:4/3(金) 12:01
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