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中古マンションは「調査報告書」を熟読せよ! その理由とは?(連載:30歳、マンションを買う)

4/3(金) 20:45配信

GQ JAPAN

『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(30歳)が、ひょんなことから中古マンションを購入した! 勢いで買ってしまったマンション購入にかんするドタバタ劇とは?

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調査報告書をしっかり読むべし

前回、耐震性の話をしたが、今回は管理状態のお話である。ヴィンテージ マンションの場合、管理状態は千差万別。管理費や修繕積立金を長年値上げしなかったため、いざ、大規模修繕が必要になったときに、“お金が足りない!” ことが判明するケースもあるらしい。

はたして、筆者が購入を検討しようとしている物件は大丈夫なのか?

東急リバブルの担当者に訊くと、「管理調査報告書を送付しますね」とのこと。

翌日、『重要事項に係る調査報告書』と記されたPDFファイルがメールで送付された。担当者はメールに「わたくしも内容確認しましたが、特段問題はなさそうです」と、記されている。

“重要事項に係る調査報告書”という立派な名称から、不動産ビギナーの筆者は、「探偵会社が秘密裏に調べた作成した極秘データではないか? もしや取扱注意のデータ??」と、思った。

調べると、管理会社が発行する書類らしい。ただし、無料ではなく有料。このときの調査報告書の発行手数料は1万1000円らしい。買う・買わないは、これから正式に決めるが、それ以前に1万1000円も要したとは、ちょっと申し訳ない気分になった。「これで購入しなかったら1万1000円は無駄になってしまうのだろうか?」と、思いつつ、内容を細かくチェックする。

なんてったって1万1000円の資料である。雑誌『GQ JAPAN』の価格が880円だから、約1年分とおなじ……不動産、おそるべし。

調査報告書には、管理体制関係や共用部分関係、駐車場、売却依頼主負担管理費等関係などの項目があった。

購入物件の状態はいかに?

なかでも重視すべきは1.管理組合収支関係、2.大規模修繕計画関係だ。1について、担当者は「収支は問題なさそうです。管理費および補修積立金の繰り越し額も十分あります」と、話す。ただし、管理費などを滞納している人も少なからずいるようで、「外部所有者運営費:1万1000円」などの未納額が記載されている。これについては、「規模の大きなマンションで、この金額程度の滞納であれば、特段の問題はないかと思います」とのこと。

2については、工事履歴のページにずらりと過去の修繕内容が並ぶ。毎年、なんらかの修繕を施しているし、数年前には大規模修繕も終えている。担当者も「建物状況も特段の問題はないと思います。ヴィンテージ マンションのなかでも、かなりしっかりとした修繕計画が練られていますよ」と、太鼓判を押す。

もちろん、不動産会社の人は、物件を売りたいわけだから、良い言葉を並べるのは当然だろう。不動産に詳しい友人にも、念のため見てもらった。すると、一言。

「状態は悪くないのでは? 工事履歴から見る限り、修繕状況も問題なさそう」

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最終更新:5/9(土) 17:51
GQ JAPAN

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