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外出自粛でも・・・、身近な街中散歩で草花を楽しみ、身体を動かしてエキササイズ

4/4(土) 10:20配信

YAMAKEI ONLINE(ヤマケイオンライン)

あまり大人数が集まる場所は避け、遠くに出かけないようにしている人が増えている状況だ。しかし家の中にずっと閉じこもっていたら、健康によくないし、気分もすぐれない。近所に山があって他人との接触なしで山に行ける環境ならいいのだが、なかなかそうもいかないだろう。

【画像】星型の花が可憐な、ハナニラの花

そのような時は、近所の散歩をしながら、野生の花探しをしてみるのはどうだろうか。実は3月下旬~4月上旬は街中の野生植物の花盛りになる時期でもある。野生植物はコンクリートの割れ目、公園、道路の並木の地面など、たくさんの場所に生え、元気に咲いている。

早春の街中は実は帰化植物が多い。地中海沿岸は都会のように冬も暖かいことが多く、冬の間に葉を展開させて大きくなって、早春一番に花を咲かせるという生き方をしている植物が多いからだ。オオイヌノフグリ、ホトケノザなどが地中海植物の典型だ。

こうした草花は「オランダフウロ」などオランダの名前がついているものも多いのだが、オランダ原産というわけではない例も多い。江戸時代はオランダしかほぼ海外貿易を行っていなかったことと、ヨーロッパの植物について知らなかったため、ヨーロッパからやってきた植物に適当に「オランダ」と名付けただけだという。

ナガミヒナゲシなどを除くと、早春に咲く植物は、タンポポ以外ではオオイヌノフグリをはじめ、キュウリグサなど小さい花ばかりだ。小さな花は見分けるのが難しいが、早春の花はあまり種類数が少ないので、まだ見分けやすいシーズンでもある。

小さな植物を見分けるのにおすすめの図鑑を紹介しよう。まずは山と溪谷社の山溪ハンディ図鑑(あまりハンディではないが)の「野に咲く花/写真・平野隆久」である。少し大きく重いが、多くの街中や野原でみられる植物を網羅し、クローズアップ写真も多用し、見分け方も詳しく書いてある。

初心者向きには手前味噌で申し訳ないが、ナツメ社の「色で見分け五感で楽しむ野草図鑑/写真:高橋修」である。初心者向けにわかりやすく植物を解説し、種数を絞った。ひとつの種に対しひとつずつコラムがあり、ひとつひとつの植物に対しより覚えやすい本にしたつもりだ。

まずは図鑑を片手に散歩しよう。今まで無味乾燥のようにしか見えなかった都会のコンクリートジャングルが、実は花いっぱいの自然世界に変わって見えてくるだろう。

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