アルミツインスパーフレームにガルアーム、フロントダブルディスク、前後ラジアルタイヤ、4個並んだ直径48.5mmの小さなピストンと合計16本のバルブで2万回転近く回るエンジンと、今見ても古さがなく、機能美を感じさせるのが旧CBR250RR。バリバリのレーサーレプリカながら実際は街乗りもしやすく、足着きもいいため、エントリーユーザーや女性ライダーにも好評だった。
2020年3月に公開されたCBR250RRの2020年モデルの写真(5枚)
それにしてもこの内容で新車価格59万9000円は、物価を考えても安い。当時のバイクブームが薄利多売を可能にしたのだ。
新CBR250RRはメインフレームこそスチール製だが、剛性バランスを最適化したトラス構造。φ37mmの倒立フォーク、への字形状のアルミスイングアーム、大径ペータルディスクブレーキと、車体回りはライバル車とは別格の充実した構成となっている。
エンジンは完全新設計で、フリクション低減のためにアルミシリンダースリーブやピストンのモリブデンコーティングを採用したほか、クラス初のスロットル・バイ・ワイヤを装備。このクラスでは初の、スロットル操作に対するエンジンの反応を3種類に切り替えられるライディングモードも搭載している。2気筒だから4気筒より安く作れる、と考えるのは間違いだ。
複雑な構成のカウリング、フルLEDの灯火類にデジタルメーター、存在感のあるマフラーなど、外装や装備もコストを掛けた仕上がり。
ABSなしは税抜き73万円だが、この価格はインドネシア工場で生産し、世界中に輸出するグローバルモデルだから実現できたもの。旧CBRのような、国内生産の国内専用車なら相当高くなるかもしれない。僕は新CBRのコスト・パフォーマンスは高いと感じている。
太田安治
最終更新:4/4(土) 18:30
webオートバイ































読み込み中…