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『レトルト以上・ごちそう未満! スキマ飯』 実はラジカルな食の解放運動!?

4/4(土) 12:03配信

朝日新聞デジタル&[アンド]

一日の仕事が終わって帰路につき、何かおいしいものを食べたいと思ってはいるが、外食するには時間が遅い。自炊するのは面倒くさいし、そもそもやり方がわからない。結局、スーパーで総菜とビールを買って帰るが、なんだか物足りない……。

【写真で解説】「スキマ飯」の作り方はこちら

このような経験をしたことが一度や二度ならずある方は、ぜひこの記事を読んでいただきたい。

漫画家・イラストレーターの谷口菜津子さんが2月末に発売したレシピ漫画『レトルト以上・ごちそう未満! スキマ飯』(KADOKAWA)には忙しい生活の中で、心にぽっかり空いた“スキマ”を埋めてくれる料理が登場する。中には料理と言っていいのか迷うものも。

「食べることは好きだが、料理は難しいし自分には縁がない」。そう考える読者の頭は、従来の食の考えから解放され、どんどん柔らかくなっていくはず。いかにして現代人の心の隙間をスキマ飯が埋めるのか、作者の谷口さんに調理をしてもらいながら聞いた。

一手間加えて自分にジャストフィットさせる

3月某日、取材陣は谷口さんへの取材時に、漫画に登場するスキマ飯を実際に作っていただこうと2品をリクエストした。1品目は「ネギトロユッケ」。

スーパーで売っているネギトロに薬味と調味料を目分量で加え、ざっくり混ぜ合わせてうずらの卵黄を落とし、クラッカーと一緒に盛り付ける。ものの5分もかからずに完成だ。

2品目の「駄菓子ご飯」はうずらの卵で目玉焼きを作り、えびせんの上にチーズ、しらす、海苔(のり)と一緒にのせればもう出来上がり。

谷口さんが料理に慣れていることを差し引いても、とにかく簡単で誰にでもできそうだ。何しろ買ってきたものに一手間加えるだけ。包丁もほぼ使わない。

しかし、ネギトロやえびせんをそのまま食べるよりも断然おいしいし、見た目も楽しい。

「スーパーやコンビニの総菜は不特定多数の人が買うものですから、味が最大公約数的というか、万人受けするものになっています。そこに一手間加えることで、自分の好みにぴったりな味にしたいんです。私はお酒が好きなので、少し味を濃くして、いかにお酒に合うようにするか考えます(笑)」

スーパーやコンビニの食料品は格段においしくなり種類も増えたが、100%自分の好みに合うものが見つかるとは限らない。では自分好みにしてしまえばいい。これがスキマ飯の基本的な考え方だ。

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最終更新:4/4(土) 12:03
朝日新聞デジタル&[アンド]

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