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Excelグラフ作成「基礎中の基礎」、折れ線グラフはどう作れば伝わりやすいか?

4/4(土) 7:10配信

ビジネス+IT

 Excelのグラフ機能は非常に優秀であるため、簡単な操作ですぐにグラフを作成できます。しかし、作成したグラフを初期設定のまま資料に貼り付けたり、漫然とグラフを作っても相手に伝わる資料を作ることはできません。ビジネスの場では「伝わるグラフ」「わかりやすいグラフ」を作るためのツボとコツを押さえたうえで、適切なグラフを作成することが必要です。本稿では、「折れ線グラフ」作成するときの基本テクニックを紹介します。(ビジネス+ITの記事の末尾でExcel「厳選ショートカットキー」一覧PDFを今だけ無料提供中)

【詳細な図や写真】

本記事は『Excel 最強の教科書[完全版]──すぐに使えて、一生役立つ「成果を生み出す」超エクセル仕事術』の内容を一部再構成したものです。


●値の推移を時系列で表す「折れ線グラフ」

 単に「グラフ」といった場合、棒グラフをイメージする人が多いのですが、実際のビジネスシーンで使いどころが多いのは折れ線グラフです。折れ線グラフを使うと「データの変化の推移」をわかりやすく表現できるので、何かの資料を作成しているときに、グラフの種類に迷ったら、まずは折れ線グラフを試してみてください。


 Excelにはあらかじめ、マーカーや積み上げの有無などの違いがある6種類の折れ線グラフが用意されています。通常は最もシンプルな折れ線グラフを使うことが多いです。




●折れ線グラフは「1つの時期だけ」では作れない

 折れ線グラフは「数年間や数か月間、数日間といった時系列に沿って値の変化を見るグラフ」です。そのため、一時点のデータしかない場合は、意味のある折れ線グラフにすることができません。最低でも2つの時期が必要です。

●成長率を強調する場合は「横幅を狭める」

 折れ線グラフはその形状の特性上、グラフ全体の横幅を広げるとデータの差が弱まって見え(グラフの傾きが緩やかになるため)、反対に横幅を狭めるとデータの差が強調されます(グラフの傾きが急になるため)。

 この特徴を把握しておけば、グラフの横幅を調整するだけである程度は資料作成者の意図を見る側に伝えることが可能です。

 ただし、極端な変化を付けたり、見る側が誤解するような調整はしてはいけません。


●実績と予測を同一線上で表す方法

 年度別の実績値の推移を表す折れ線グラフを作成する際に、年度の途中から予測値を載せたい場合(未確定の値を載せる場合)は、データの作り方に一工夫します。もし何の工夫もせずに、実績と予測と1つの表に入力すると、下図のように同じ色のグラフになるため、どこまでが実績で、どこからが予測なのかがわかりづらくなります。


 実績と予測を1つの折れ線グラフで表現する場合は「実績はオレンジ色の実線、予測は水色の破線」のように、誰が見ても瞬時に違いがわかるようにします。Excelでこのような折れ線グラフを作成するには、次の手順を実行します。


 上記のテクニックを利用すれば、A社の実績と予測、B社の実績と予測、C社の実績と予測のように、複数データの実績と予測を1つの折れ線グラフ上に掲載できます。テクニック自体は非常にシンプルですが、アイデア次第でワンランク上のグラフを簡単に作成できるようになります。

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■本稿の対応バージョン
本稿はExcel 2019/2016/2013に対応しています。ただし、記載内容には一部、全バージョンに対応していないものもあります。また、本稿では主にWindows 版のExcel 2019の画面を用いて解説しています。そのため、ご利用のExcelやOS のバージョン・種類によっては項目の位置などに若干の差異がある場合があります。ご注意ください。

藤井 直弥、大山 啓介

最終更新:4/4(土) 7:10
ビジネス+IT

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