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250cc直4ヒストリープレイバック・カワサキ編【最後に登場ZXR250/R】

4/5(日) 18:31配信

WEBヤングマシン

クォーター4気筒グレートヒーローズ

カワサキ Ninja ZX-25Rの登場により久しぶりに復活する、250cc直4マシンの歴史を振り返る。スズキ・ヤマハ・ホンダが覇権争いにしのぎを削るなか、最後に登場したのがカワサキZXR250。その中身にはワークスマシン直系の技術が惜しみなく注ぎ込まれていた。

倒立フォークやラムエア勝てる技術を全部ブチ込む

スズキ・ヤマハ・ホンダが250cc直4をどんどん拡充していくなか、当初カワサキは旧Ninja250のベースともなった水冷並列2気筒をメインに据え、独自路線を貫いていた。そんなカワサキも時代の要請には逆らえず、’89年についにこのクラスにも直4マシンのZXR250を投入。最後発というだけあって、ライバルすべてを置き去りにすべく、その中身はワークスマシン直系の技術が惜しみなく注ぎ込まれていた。 

そのエンジンは、サイドカムチェーンやN字コサインカムによる狭いバルブタイミングに加え、同社初のラムエアシステム=K-RASを採用。さらにアッパーカウルからタンク上にかけてズ太いホースでつながれたK-CASがシリンダーヘッドへ走行風を吹きかけて冷却性能をアップし、1万9000rpmまで回るというもの。 

車体面もアルミツインスパーのEBOXフレームにクラス初のφ41mm倒立フロントフォークを採用。そして32φの大径キャブレターやクロスミッション、別体リザーブタンク式の減衰調整機構付きサスペンションを備えたSPレース対応のZXR250Rも同時に登場させるなど、文字通り最強4ストニーゴーの名に恥じないものだった。

このカワサキ250cc直4は、その後モデルチェンジしたZXRのほか、中低速寄りにリファインされてバリオス/バリオス-IIにも採用されていったのだ。

ZXR250/R:最後に出てきた”いきなり全部盛り”のスゴいヤツ

【’89 ZXR250:カワサキの代名詞「ラムエア」 を一番最初に採用】
当時のカワサキとしては珍しく、エンジン・車体とも250cc専用設計として誕生。それだけメーカーにも気合いが入っていた。SPレースで勝 つための要素がふんだんに盛り込まれ、兄貴分に先がけてラムエアシステム(K-RAS)も初採用。K-CAS(カワサキ・クーリング・エア・ システム)のホースは、いかにもレーシングマシンっぽく、クラス初採用の倒立フォークと相まって、その外観も本格的だった。SP仕様のZXR250Rも同時発売。こちらはタイヤもラジアルだった。

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最終更新:4/5(日) 18:31
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