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退職をリモートワークと嘘をつき、再就職を先延ばし……夫と離婚するには?

4/5(日) 19:02配信

Suits-woman.jp

弁護士・柳原桑子先生が堅実女子のお悩みに答える連載です。今回の相談者は柳井美和子さん(仮名・30歳・通信関連会社勤務)。

「20代前半から交際して10年、夫(35歳・中堅食品メーカー勤務)と入籍しました。

しかし結婚して、私に年収があることがわかると、彼は会社を退職してしまいました。『リモートワークになった』とウソをついており、あまりにも家にいるのでおかしいと思って問い詰めたら、会社を辞めたと告白されました。

それから開き直ったかのように、毎日スマホゲームばかりして就職活動する気配も見えません。私から文句を言うと『コロナが悪いんだよ』と言います。

そんな姿を見ていて、100年の恋も冷めました。それに、これから彼を食べさせていくのは嫌です。

私が彼と結婚したのは、きちんとした会社に勤務している会社員だったから。私もリモートワークになり、一緒に家にいると息がつまり、先日離婚したいことを伝えました。

それなのに聞き流し、応じる気配もありません。強硬に離婚をする場合、どうすればいいですか?

男性の相手側が離婚したくないと言った場合、女性はどのようにして離婚しているのでしょうか。成功例を教えてください」

弁護士・柳原桑子先生のアンサーは……!?

まず、協議離婚の可能性を探ってみてはいかがでしょうか。この協議離婚は、夫婦間の合意がないとできません。そこで、夫の親等に話して説得してもらうとか、夫とは婚姻生活が続けられないことを理解してもらうように行動を起こし、協議離婚をまずは目指してください。

生活するうえでの基盤となるのは“家”ですが、今の住居が彼名義で契約したものならば、あなたは家を出て別居をすることもありえます。この件の場合だと、あなたは同居している限り、あなたが一方的に面倒を見るという状態に陥る可能性があります。

その状態が彼にとって心地良ければ、彼はますます離婚する気が起きなくなるかもしれません。あなたの環境が別居できる状態ならば、別居が彼の気持ちに何か働きかける可能性があります。

これらのアクションをおこしてもなお、彼の意思が変わらないようなら、あるいはこれらの手段はとれないという場合には、離婚調停を申し立てます。調停も不成立であったなら、訴訟までいくことも覚悟したほうがいいでしょう。

成功例という意味では、上に挙げた別居するというのはある程度の効果がある方法だと思います。お互いが離れることで、気持ちも離れやすくなることはあります。ただし、別居すれば離婚できるというわけではなく、別居したとしても裁判までフルコースの手順を踏まなければ離婚にならなかったケースもあります。離婚は当事者のおかれた状況、性格、意思によりケースバイケース。一般的に通用するテクニックというものは存在しないといえます。

ですから、成功例というものがあったとしても、それがあなたの場合に当てはまるものではない可能性のほうが大きいです。夫にも気持ちがあるので、できるだけ独りよがりの考えを進めるのではなく、離婚を考えた事情、逆に婚姻生活の良かった面、離婚する場合の生活計画等を書き出してみて、客観的にどうしていくのがよいか、考えてみてはいかがでしょうか。


夫の言い分もよく聞いて、夫婦の合意点を探り、良い着地点を探すことをおすすめします。


(教えてくれた人/柳原桑子さん)
第二東京弁護士会所属 柳原法律事務所代表。弁護士。東京都生まれ、明治大学法学部卒業。「思い切って相談してよかった」とトラブルに悩む人の多くから信頼を得ている。離婚問題、相続問題などを手がける。『スッキリ解決 後悔しない 離婚手続がよくわかる本』(池田書店)など著書多数。

柳原桑子

最終更新:4/5(日) 19:02
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