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レアルを支えてきた生え抜きたち。 彼らはカスティージャで何を学ぶのか

4/5(日) 17:00配信

webスポルティーバ

レアル・マドリード王者の品格4

 今シーズンのレアル・マドリードで、新人賞、もしくは敢闘賞を与えるなら、ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデ(21歳)になるのではないか。

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 バルベルデは、ジネディーヌ・ジダンの戦い方の軸を担っている。インテンシティを感じさせる攻守で、局面を制し、敵に優位を与えない。苦しみに歯を食いしばり、反撃では目を血走らせ、闘志に満ちた戦士のようだ。

 18歳だったバルベルデは2016-17シーズン、カスティージャ(レアル・マドリードBチーム)に入団して試合経験を積んでいる。その後、デポルティーボ・ラ・コルーニャに期限付き移籍。武者修行を終えて2年ぶりに戻り、今シーズンはトップチームでポジションをつかんだ。

 カスティージャは、若手のトップ昇格の試金石になっている。

 カゼミーロ、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスなどのブラジル人選手もカスティージャを経由してトップへ。2020年1月、新たに入団したブラジルの新鋭レイニエル・ジェズス・カルヴァーリョも、ラウル・ゴンサレス監督が率いるカスティージャで揉まれている。さらに言えば、日本代表の久保建英(マジョルカに期限付き移籍)も、当初はカスティージャで場数を踏む予定だった。

今や、カスティージャからトップへという道はひとつのパターンになりつつある。それほど、高いレベルを誇ったBチームと言える。

 そこでは幼少期からの英才教育で、誰とでも渡り合える選手を育んでいる。

 右サイドバックを任せられるダニエル・カルバハルは下部組織で育ち、カスティージャでプレー後、いったんドイツに渡ってから復帰し、欠かせない選手になった。守備のユーティリティ、ナチョはレアル・マドリードひと筋でカスティージャまで昇格し、地道に居場所を作ってきた。ルーカス・バスケスも下部組織で鍛えられ、カスティージャを2部に引き上げ、トップでは献身性が売りになっている。マリアーノ・ディアスも10代でマドリードのユースに入団し、実力は折り紙付き、今シーズンのクラシコでは得点を決めた。

 レアル・マドリードはカスティージャ抜きには語れない。そこでは、勝利の精神を叩き込まれる。その気高さこそ、マドリードの礎だ。

 1980年代、そんなカスティージャの先駆けになったヒーローとは――。

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最終更新:4/8(水) 19:47
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