カラフルで美しく、味わいも新しいー。洒落た「おはぎ」を扱う店舗が、ここ最近増えている。
昔なつかしい、おばあちゃんが作ってくれたおやつは、いま大きな進化を遂げている。
しかしなぜ、いま「おはぎ」なのか。このブームを牽引する『アトリエフジタのおはぎ』『タケノとおはぎ』『OHAGI3』の3店に話を聞いた。
「個性を出しやすいおはぎは、様々なチャレンジがしやすいお菓子です」(『アトリエフジタのおはぎ』店主 藤田善平さん談)
『アトリエフジタのおはぎ』は、人気カジュアルフレンチ『アトリエフジタ』が2019年8月に開いた、昼限定のおはぎ専門店だ。
上質な旬の食材だけを使い、アーティスティックな盛り付けで料理を提供する人気レストランが、なぜ「おはぎ」を作ることになったのか?
オープンの経緯を聞くと、「面白く、独自の物販ができればと思い、おはぎにたどり着きました」と、店主の藤田善平さんが教えてくれた。
「おはぎは、作る人や家庭によって形や大きさ、味わいに違いがあるナチュラルで自由なお菓子なんです。そのため、おはぎはそれぞれの個性を出しやすい。そこで、和と洋をミックスした自由な料理を提供する『アトリエフジタ』の良さを、おはぎなら表現できるのでは考え、作り始めました」(藤田さん)。
その想いは、確かに『アトリエフジタのおはぎ』のおはぎに表れているように感じた。
「バラとライチ」、「抹茶と海藻」など意外な素材同士の組み合わせの妙や、コントラストの美しい色合い、トッピングの面白さ。これら全てが斬新で、『アトリエフジタ』らしい表現となっている。
「『ピエールエルメ』のマカロンのような、華やかさをイメージして作った」という「バラとライチ」はとりわけ美しさを放つ一品。
バラの香りと相性の良いライチを使い、味に膨らみを持たせ、同じくバラ科のラズベリーパウダーのほどよい酸味がバランスを整える。
おはぎとバラ…。このミスマッチにも思える組みあわせに興味をそそられずにはいられない。
最終更新:4/5(日) 5:20
東京カレンダー

































読み込み中…