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きもの広報大使IKKOさんにインタビュー

4/6(月) 22:10配信

25ansオンライン

新型コロナウイルス流行により、現在開始日を延期・調整中ですが、鎌倉時代から現代までの着物を展示する、かつてない規模の特別展「きもの KIMONO」が、東京国立博物館で開催予定です。それに際し、着物を華麗に着こなし、ご自身もコレクションを多数お持ちで、本展覧会の広報大使を務めるIKKOさんに、展覧会の魅力や着物への情熱、美意識の高め方までたっぷりお伺いしました。

【写真】きらびやかに伝統美をまとう、皇室のお着物スタイル

「着物が、私の人生を助けてくれた」

―特別展「きもの KIMONO」の広報大使であるIKKOさんは、プライベートも着物でお過ごしと伺いました。

昔はドレスが大好きで、世界中の素晴らしいドレスをたくさん購入していたんです。そういったドレスも素敵ですけれど、今はもっぱら着物ですね。着物は、時代や流行りに関係なく着られるところが魅力。私は今50代ですけれど、60歳、70歳、80歳と年を重ねたときに、きれいな着物を着て暮らす人になりたいなと思ったんです。なんで着物? と聞かれたときは、パッと「太ったから~」なんて言ったりしていましたが、本当の理由はそうしたところですね。

―そんな着物との出合いは30代だったとか。

はい、ちょうど人生の転換期でした。美容師を辞めて独立し、ヘアメイクアップアーティストになって大変なことがいろいろ重なって、「もう、私には経営なんて無理!」とすごく悩んだときがあったんです。そんなときに、一枚の紬をある人から「もしよかったら着て」って、お歳暮に頂いて。着てみて、帯をキュッと締めたら、落ち込んで丸まっていた私の背筋がスッと伸びて、心の中で凜とした何かが生まれたんです。そのときに、あ! これだ! って直感が働きました。これを着て、せめてあと二カ月は頑張ろうとか、着物を着て食事に行くのもいいなって楽しみに思えたりして。着物がずいぶんと、私の人生を助けてくれました。

そのときはまだ、着物は私にとって食事に行くときなどに楽しむためだけのものでした。少しずつ着物のことがわかるようになっていって、気づけば450枚くらいの着物が集まっていて。稼いだお金はほとんど着物に費やしちゃって。そうしなかったらビルが何軒建ったのよ! とは思います。

―笑

でも50代になってから、これじゃいけない、こんなお金の使い方をしていたら何も残らないと考えるようになって。自分の衣装でこれ以上の高みを目指すなら、他人に任せっきりはだめだ、一から全部、コンセプトを立ててデザインを発注して、着物に対して真剣に取り組もうと思うようになりました。

―着物って、ハードルが高いと感じるのですが…

そんなこと、ないない! 着物という世界がわからないな、苦手だな、と思うのではなくて、まずは「立体的な絵を見に行く」と思えばいいんじゃないかしら。立体的っていうのは、刺しゅうとか、織り方とかね。刺しゅうと一言で言っても、いろいろあるんですよ。例えば膨らみのあるオランダ刺しゅうや、フラットなもの、立体感を表現するためにグラデーションが入っているものとか。それとね、昔使っていた蚕の糸って、細くて光沢感が際立っているんですよ。だから、今回の展示にある着物の刺しゅうは、現代の刺しゅうとはまったく違う。そういうところも見どころです。

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最終更新:4/6(月) 22:10
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