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緊急事態宣言へ。新型コロナ重症化リスクのある5つの持病

4/6(月) 18:00配信

webマガジン mi-mollet

心臓病、糖尿病、喘息や肺気腫と、新型コロナウイルスの関係は?

志村けんさんの命を奪った新型コロナウイルス感染症。SNSなどでは、悲しみの声とともに、これまでの喫煙の影響を伝える投稿や持病があったのではないかといった憶測の声も見られました。

およそ2日。志村けんさんの死にみる新型コロナの「重症化スピード」と「タチの悪さ」

 ここでは、新型コロナウイルス感染症で、一体どのような方が重症化し命を奪われてしまったのかをこれまでの報告から紐解いていきたいと思います。

まず、中国の70000名を超える感染者についてまとめた論文(※1)をご紹介します。この中で、以下のようなお病気をお持ちの方の致死率が高かったことが報告されています。

この報告では全体の致死率が2.3%でしたので、それと比べると、心臓の病気、糖尿病、喘息や肺気腫といった慢性的な肺の病気などをお持ちの方で致死率が高いのがお分かりいただけると思います。

特に、糖尿病や高血圧、喫煙習慣と密接に関連した肺気腫のように、生活習慣に関連したありふれた病気が複数見られるのが分かります。ここからは一般論になりますが、このような生活習慣病を日頃からしっかりと治療、管理しておくことも大切です。

また、肺炎が両側の肺に広がり、重症化した方には、以下のような特徴を持った方が多かったことも報告されています(※2)。

 なぜ性差が生まれるのかなど、その理由についてはあまりよくわかっていません。もしかすると何か見えないバイアスがあるだけかもしれません。しかし、これらの特徴を並べてみてください。60代や70代の男性で、高血圧や糖尿病を持っている。もしかすると、今読まれているあなたのお父様や上司はまさにこれに該当するかもしれません。そういった身近な方を守らなければならないのです。

さらに、イタリアからの報告(※3)によれば、重症化し死亡に至った方たちの合併症の数は平均すると2.7個ほどだったとされています。持病が多い方ほど、命に繋がりやすいとも言えそうです。

しかし、これは持病がなければ大丈夫ということを意味するわけではありません。持病が確認されていない方の死亡例は比較すれば少ないですが、0ではありません。

また、ご家族やご友人、行きつけのお店のマスターなど身近な方に持病をお持ちの方がいらっしゃれば、その方に感染を広げ、重症化させてしまうリスクがあることを忘れてはいけません。
 

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最終更新:4/14(火) 13:15
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