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筋肉がごっそり落ちる在宅勤務 新型コロナ対策で陥る“運動不足解消法”を紹介

4/6(月) 16:03配信

THE ANSWER

連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」

 忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。

【画像解説】中野氏が紹介! 腰痛予防によい体幹トレーニング3種目

 新型コロナウイルスの感染拡大により、全国的にテレワークが広がる今。運動不足に陥るビジネスパーソンが増えつつある。今回は、そんな大人たちに中野氏が対処法をアドバイスする。社会的距離を保ち、手洗いうがいを徹底した上で、行いましょう。

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 現在、コロナウイルスの影響で、多くの企業が在宅勤務の体制へと切り替えています。「私もその一人」という方、出勤生活から在宅勤務になり、今日で何日経ちましたか?

 最近、弊社のスタッフである20代のトレーナーが、2週間入院しました。寝たきりの生活を送っていた彼の退院後の体重は、なんと入院前と比べて4kg減。この数値が意味するのは、体を使わない生活が続くと筋肉がごっそり落ちてしまう、ということです。

 筋肉は非常にエネルギーを使う器官です。筋肉量があるほど基礎代謝量も高く、横になっているだけでもどんどんエネルギーを消費します。入院時の体はケガや病気を治すためにパワーが必要ですが、筋肉量が多いと治癒に使いたいエネルギーまでごっそり持っていかれてしまう。つまり、動かさなくなった体にとって筋肉は邪魔者であり、“必要のないもの”と判断され、どんどん削られていくのです。

 実は在宅勤務に切り替えた方の体は、入院時と同じことが起きています。

「いやいや、座って仕事をしているし、寝たきりとは全然、違うでしょう!」と思う方もいるかもしれません。しかし、残念ながら寝たきり状態もイスに座って仕事をしている状態も、体の活動量からみるとほぼ変わりません。

 まず、自宅勤務になると、脚を使う機会が極端に少なくなります。多くの方は仕事を始める前に、飲み水やリモコンなどデスクに必要なものを揃えておくと思います。体を移動させるのは、せいぜいデスクからトイレに行くときぐらい。トイレまでの距離が何百メートルもある大豪邸に住んでいない限り、数十歩程度で往復できます。また、イスの背もたれに寄りかかる、頬杖をつくなど楽な姿勢で過ごしたりするのも、病院でベッドに横になっている状態とほぼ変わりません。さらに食事を自分で作ったり、外に買いに出たりせず、宅配に頼っていれば、配膳されているのと同じです。

 特にエネルギーを食う臀部や脚の大きな筋肉は早々に「邪魔者認定」され、下半身の筋肉は、どんどんそぎ落とされます。すると、基礎代謝量が減るので当然太っていくし、動かないことで足腰が痛くなったり、弱くなったりもします。長期間続けば、食べすぎによる疾患も出始めます。

 筋肉は1日単位で、日に日に削られていきます。しかも、1週間、2週間と続くと加速的になくなっていく。20代でも2週間でごっそり筋肉が落ちるのですから、30代、40代となればなおさらです。「通勤しなくていいからラッキー!」「動かなくて済むから楽」とデスクワークとゴロゴロ生活を繰り返している方は、危機的状況といえるでしょう。

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最終更新:4/6(月) 16:09
THE ANSWER

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