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賃金削減で「コロナ危機」をしのぐ 大手パブリッシャーたち:「誰もが痛みを感じている」

4/7(火) 16:51配信

DIGIDAY[日本版]

4月第1週に突入し、アメリカのパブリッシャーは事業にメスを入れ、運営経費を抑制しはじめた。多くのパブリッシャーは、BuzzFeedの例に倣って、(いまのところは)従業員に大きなダメージを与えない賃金カットや手当削減を組み合わせて実施している。

スリリスト(Thrillist)、ドードー(The Dodo)、ポップシュガー(PopSugar)などのパブリッシャー、グループ・ナイン(Group Nine)は3月第4週、経営幹部チームが年末まで約25%の報酬カットとなり、CEOのベン・レラー氏が約半年分の報酬を辞退すると発表した。加えて、2020年の新規雇用凍結とサマーインターンシッププログラムの廃止をすでに行っている。広報担当者によると、規定されていない昇給や確定拠出年金(401k)へのマッチング拠出のような恩典も、無期限停止されているという。
バイス(Vice)は同社の状況に詳しい関係筋によると、今後90日間、週4日勤務とすることに合わせて、米国で12万5000ドル(約1360万円)を超える報酬を得ている社員は20%、10万~12万5000ドル(約1080万~1360万円)の報酬を得ている社員は10%の給与カットを行うと発表した。経営幹部については25%のカットを行っている。
米DIGIDAYに共有された社内メモによると、BuzzFeedは先週、年収4万~6万4900ドル(約435万~706万円)の従業員が対象となる5%から、年収が22万5000ドル(約2450万円)を超える一定の幹部を対象とする最大14~25%まで、段階的に報酬をカットし、CEOのジョナ・ペレッティ氏は、危機が続くあいだ無給となると発表した。

こうした動きについては、第1段階と見る向きが多い。自社が新型コロナウイルスにどの程度の影響を受けるのか、そして、それと同じくらい重要なのが、どれくらいの期間影響を受けるのか、パブリッシャーはそれを理解するためにさらに時間を費やすことになる。

「賃金カットは象徴的だ」と、メディアの元CEOは指摘する。「犠牲の分かち合いだ。(給与が6万ドル[約650万円]の場合の5%カットは)目立った影響をあまりもたらさないが、誰もがわずかな苦痛を味わっている」。

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最終更新:4/7(火) 16:51
DIGIDAY[日本版]

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