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「LVMH ウォッチウィークドバイ 2020」取材記──ブレスレット・モデルは時計のSUVだ

4/7(火) 8:14配信

GQ JAPAN

LVMHウォッチメゾンのブルガリ、ウブロ、ゼニスは2020年1月13日からドバイで新作時計を発表した。現地で取材した時計ジャーナリストの広田雅将、ウォッチエディターの神谷晃は何に注目したか?

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プレバーゼルには“売れ線“を早期投入

─例年1月にスイスのジュネーブで行われてきたSIHH(ジュネーブ・サロン)がウォッチズ&ワンダーズと名を変え、会期も今年から4月末へと移ったことに伴って、LVMHグループが独自の動きを見せ、「LVMH ウォッチウィーク ドバイ 2020」なるものを初開催しました。どんな印象でしたか?

神谷「新作発表の会場はブルガリ リゾート ドバイでした。夜は砂漠でディナーパーティが開催されたり、リゾートで打ち上げ花火がバンバン上がったりと、まさにラグジュアリーなアラビアンナイトを堪能させてもらいました。それにしても砂漠の夜は寒かった!」

─新作展示会はリテーラー向けの先行受注会であると同時に、時計愛好家にとっては4月末に予定されているバーゼルワールドに先立つ“プレバーゼル“として注目の的でもあるわけですが、気になるモデルはありましたか?

神谷「チェックしたブルガリ、ウブロ、ゼニスは、実用的な良品が揃っていたという印象です。どれも現実的な価格帯で勝負してきたな、と思いました」

広田「3ブランドともブレスレットがメインなんですよ。1月の先行展示会でレディースモデルを出して、本命は3月開催のバーゼル待ちというのが例年の慣わしなんですけど、今年はメンズラインもさっそく“売れ線“を投入してきました」

神谷「ケースとブレスレット、さらにダイアルまでオールチタン製だったブルガリのオクト フィニッシモにSSモデルが出ましたね。価格も魅力的です」

広田「フィニッシモにはSSにホワイトトリートメントを施したモデルがありましたが、今回はノントリートメントで、しっかりとポリッシュとサテンの仕上げを使い分けるなどして立体感が増しています。新しい黒ダイアルもツヤ消しのちりめん風にしているので視認性が良い。価格はこれで約120万円。売れると思います」

神谷「デザイン部門トップのファブリッツィオさんによると、SSのアイディアは2012年のデビュー当時からあたためていたみたいですね」

広田「フィニッシモはケースが薄いので仕上げが大変だったはずですけど、今回はアプローチを変えていて、技術の進歩を感じましたね」

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最終更新:4/7(火) 8:14
GQ JAPAN

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