ここから本文です

ついに出航の朝を迎えました!|料理人タテヤの南極日記 #JARE61

4/7(火) 16:00配信

幻冬舎plus

竪谷博

みなさん、こんにちは。第61次南極地域観測隊・調理担当の竪谷です。南極への出発を翌日に控え、僕たちは最後の街歩きを楽しみました。まずはそのときのことから。
 

フリーマントルのきれいな街並みを散歩しました。
 

フリーマーケットに向かってみましょう。
 

街のメイン通りです。休日には歩道にテーブルがいっぱいになり、大勢の人が集まって飲食を楽しみます。
 

街の一角にあるフリーマーケットに入ってみましょう。歴史ある建物の中に小さいお店が沢山入っています。
 

パースから電車に乗って買い物に来る人もいるようですよ。
 

こちらのエリアは新鮮な果物や野菜を買いに来た人たちで賑わっていました。果物美味しかったです!
 

こちらのブースには色々なスイーツが並んでいました。
 

一方、しらせでは引き続き積み込み作業が行われています。観測隊用の小型ヘリを乗せたトレーラーがやって来ました。
 

生鮮野菜も積み込みます。
 

越冬中の60次隊から依頼された生鮮食料品です。しらせが昭和基地近くに着いたら、優先してヘリコプターで空輸されます。
 

南極では何より貴重な生鮮食材が、冷蔵コンテナに積み込まれていきます。
  

街の中心にあるセントジョーンズ・アングリカン教会。歴史ある教会です。
 

こちらは世界遺産にも登録されたフリーマントル刑務所。
 

約6万平方メートルの敷地に立つ建物の中に実際に入れます。
 

1855年に建設され、1991年まで使われていたそうです。
 

当時、イギリス人は、パースからフリーマントルに流れるスワンリバー周辺を植民地に選びました。そして開拓のための労働力として連れてきたイギリスの囚人たちに、自分たちの住むところとしてつくらせたのが、この刑務所だそうです。
 

夕方からはクラフトビールの店に。
 

こちらはカンガルー! の串焼き。
 

ムール貝のアーリオオーリオ。
 

クラフトビールとワインで楽しみます。
 

目の前で焼いている窯焼きのピザ。
 

隊員たちが楽しんでいます。しばらく味わえない雰囲気ですからね。
しっかり飲んで食べて悔いのないように! 明日はいよいよ南極へ出発ですよ~!
 

全体はこんな感じのお店です。かなり広く、2階と外の席を合わせれば300人くらい余裕で入りそうです。
 

出航を待つしらせ。
 

近くにある夜の公園もいい雰囲気でした。
 

タラップを上がって明日の準備です。
 

2021年の帰国時はシドニーに寄港予定なので、フリーマントルのしらせは、これで見納めです。
  

ついに出航の朝を迎えました。関係者の見送りに思わず涙。
 

2019年12月2日、午前10時過ぎ、素晴らしい晴天のもと、しらせはゆっくりと港を後にして行きます。
 

岸壁でずっと手を振ってくれる人たちが見えなくなるまで、甲板に出ていました。
 

この後しらせは南極に向けて、インド洋の大海原をひたすら南下していくのであります。
 

皆様、新型コロナウィルスの感染拡大で心配なことが多い中、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は海洋観測編をお届けします!
 


■竪谷博
1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

最終更新:4/7(火) 16:05
幻冬舎plus

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事