お酒にまつわる"しくじり談"を持っている人は少なくないはず。記者(41歳)も過去、何度も酒でしくじったクチで、今も毎晩のストロング系チューハイは欠かせない。だが、「自分は絶対に"アル中"にはならない」と思い込んでいた節がある。本書を読むまでは......。
『しくじらない飲み方 酒に逃げずに生きるには』著者の斉藤章佳氏は長年、アルコール依存症患者の治療に携わってきた。アルコール問題はいかに深刻化し、そうならないためにはどうすればいいのか?
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――現在、日本にアルコール依存症者はどれくらいいますか?
斉藤 アルコール依存症は主に、世界保健機関(WHO)が作成した「国際疾病分類」に沿って、専門の医療機関で診断されます。2013年の厚生労働省の調査によれば、その診断基準に該当したことのある人は国内で約110万人。
ただし、データが少し古いこと、また、国内にはアルコール依存症の専門の医療機関が少なく、治療が必要な状態にある人でも診断に結びついていないケースが少なくありません。実際の数は110万人よりもっと多くなるはずです。
――現在は新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が増えています。新型コロナがアルコール依存症者に与える影響についてはどう見ていますか?
斉藤 私が担当する患者さんのひとりは、新型コロナを理由にクリニックに来なくなっています。そこで自宅を訪問したら、やっぱり飲んでいる......。
依存症の治療プログラムの根幹は、人とのつながりの再構築にあります。しかし、それが新型コロナの影響で断ち切られ、しばらく断酒できていた人でも再飲酒するリスクが高まっています。
――アルコール依存症について、斉藤さんは著書の中で「飲んで記憶をなくすことがある」「飲まないと眠れない......」「ストロング系チューハイが好きだ」など11項目のチェックリストを示され、ひとつでも当てはまる人は「要注意」とされています。私の場合、7項目も該当しました......。
斉藤 7項目ですか......。ちなみに、一日の飲酒量はどの程度ですか?
最終更新:4/7(火) 6:00
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