―[プロが自腹で買ったもの「ジバラーガジェット」]―
●KORG volca drum
価格:2万円+税 外形寸法:W193×D115×H39㎜/重量:370g
シンセサイザーといえば、小室哲哉が愛用していたシンクラヴィアや、YMOのMoog Ⅲc(通称タンス)などを思い浮かべる人も多いだろう。だが、昨今はガジェットのように気軽かつ安価に楽しめるシンセサイザーが増えてきた。
KORGのvolcaシリーズは、そうしたガジェットシンセの隆盛を牽引している。今回紹介する「volca drum」は、その名の通りドラムサウンドに特化したリズムマシン。volcaにはすでにいくつかのリズムマシンが出ているが、こちらは波形を歪ませたり重ねたりしてパーカッシブな音を作るという、通常とは違ったスタイル。単体で豊富なアレンジが可能というのが、この商品を選んだ理由だ。
多くのリズムマシンは「キックの音はここ、スネアの音はここ」とパートが決まっているが、こちらはそれすらも自由というのが面白い。全6パートのうち、全部をキックにしてもいいし、ハイハットとスネアを細かく重ねてドラムンベースのようなフレーズを作っても良し。音作りも自由なら、フレーズ作りも自由。個性的すぎるリズムマシンだが、それがこの機種ならではの魅力なのだ。
逆に、しっかりフレーズを作る集中力がないときは、ランダマイズボタンが便利。フレーズや音をランダムで生成してくれる。こうして生まれたフレーズや音色を好みで調整すれば、手軽かつディープに遊び倒せる。そして、このランダマイズに、ウェーブ・レゾネーター・エフェクトによる金属的な響きを加えるだけで、ライブ感マシマシのフレーズをいくらでも作れてしまうのだ!
購入してからはデスクに置いて気分転換がてら鳴らしているが、これがとてもリフレッシュになる。やはりクリエイティブな行為はストレス解消に繋がるのだろう。電池駆動&スピーカー内蔵で演奏場所も選ばないため、リビングや屋外でのライブ撮影も楽しんでいる。こうした小回りの良さもありがたいポイントだ。
この「volca drum」だけでもずっと遊べてしまうが、本シリーズはケーブルによる同期演奏が可能となっている。気になった人はほかのvolcaシリーズと一緒に鳴らして楽しむのもオススメだ。「volca沼」にハマっても、Moog一台買うよりお得なのだから……。
高輝度で見やすいカスタムLCDは、「volca drum」のあらゆるパラメーターをグラフィカルに表示する。パネルのエッチング加工も美しく、愛着のあるデザインだ
【今週のジバラー】ヤマダユウス型
楽器、カメラ、イヤホン、ゲームが好きなフリーライター。主にガジェット関連の記事執筆や取材を行っている
―[プロが自腹で買ったもの「ジバラーガジェット」]―
日刊SPA!
最終更新:4/7(火) 8:30
週刊SPA!































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