本日4月7日、全国の書店員が選ぶ「2020年本屋大賞」が発表され、作家・凪良ゆうさんの『流浪の月』(東京創元社)が大賞に輝きました。
本作に登場するのは、父親が亡くなり母親も家を出ていき、親戚から性的虐待を受けてきた小学4年生の家内更紗(かない・さらさ)と、「更紗を誘拐した小児性愛者」といわれた大学生の佐伯 文(さえき・ふみ)。世間からは「被害者と加害者」と見られている更紗と文ですが、実は2人にしか分からない感情があったのです。それは恋愛とも友情ともとれない複雑な感情。時が経ち、少女は大人へと成長し、2人は再会します。そこからふたりが再び織りなす関係とは――。
受賞した凪良さんは、1973年生まれ滋賀県出身。2006年に中編小説『恋するエゴイスト』が雑誌に掲載され、2007年に出版された『花嫁はマリッジブルー』で本格的に作家としてデビューを果たしました。以降は、男性同士の恋愛を題材にした「ボーイズラブ(BL)」小説の分野でも活躍し続けています。
本屋大賞は、出版業界活性化のため、全国の書店員が、年に1度、「一番売りたい本」を投票で選ぶもので、第17回目となる今回は、「2018年12月1日~2019年11月30日に刊行された日本のオリジナル小説」が対象となりました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、発表会は受賞者や報道関係者が出席しない無観客で実施されました。
■本屋大賞公式サイト
http://www.hontai.or.jp/
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最終更新:4/7(火) 17:45
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