西ドイツ在住のライター・島袋芙貴乃さんが、新型コロナウイルスの感染状況やロックダウンによる規制状況をレポートします。日本は2020年4月7日に緊急事態宣言が発令されました。ロックダウン中のドイツ市民の暮らしを参考に工夫して乗り切りましょう!
ドイツでの新型コロナ感染は2020年3月初旬から徐々に増え始め、約1か月、4月6日時点での感染者数は10万132人、内死亡者は1584人、感染が確認されてから回復した患者の数は2万8700人となっています(※1)。
ドイツの新型コロナ感染状況に関して特筆すべきは、その死者数の少なさ。感染者数はアメリカ、スペイン、イタリアに次いで第4位という多さを打ち出しながらも、他国と比較して圧倒的に少ない死者の数は、国際的にも注目を集めています。
<世界の新型コロナ感染状況(2020年4月6日時点)>
1位:アメリカ(感染者数:約33万8000人/死者:約9600人)
2位:スペイン(感染者数:約13万5000人/死者:約1万3000人)
3位:イタリア(感染者数:約12万9000人/死者:約1万5900人)
4位:ドイツ(感染者数:約10万人/死者:約1600人)
5位:フランス(感染者数:約9万3800人/死者:約8000人)
ドイツが新型コロナ感染による死者を最小限に抑えることができているのは、他国に比べて「検査体制」と「医療体制」が充実しているからだといわれています。
ドイツは、新型コロナ感染が拡大し始めた初期の段階から感染の有無に関する検査に精力的に取り組んでおり、早期発見、早期治療、早期隔離がしっかりと行われていることで、新型コロナ感染による重症化するケースを抑えることができています。
また、ドイツにおけるICU(集中治療室)のベッド数が、人口10万人あたり29~30床と、日本やイタリアなど他の国に比べて多いのも、ドイツで死者数が抑えられている大きな理由です。(※2)。
ドイツでは新型コロナウイルス感染症による死亡者のほとんどはICUで集中治療を受けた後に亡くなっています。
これらをまとめると、ドイツの新型コロナ感染者は日々増え続けながらも、早期発見のパターンが多く、重症化する前に適切な治療、自宅待機、経過観察が行われていること。また重症化した場合にも、他国と比べるとICUの管理体制が充実しているので、重症患者を受け入れる余地がまだあることで最悪の事態を防ぐことができている状況といえます。
最終更新:4/9(木) 5:00
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