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大波乱の決算期販売戦線 新型勢の奮戦と伏兵カローラ首位奪還 三つ巴の裏事情

4/8(水) 7:05配信

ベストカーWeb

 2020年4月6日、同年3月の車名別登録台数ランキングが発表され、注目新車の「フィット」が2位に急浮上! 同じく2月発売で競合の「ヤリス」は3位で“伏兵”カローラが首位奪還。なぜ、フィットはヤリスを越え、カローラが1位に?

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 2020年3月の国内販売状況(速報値)を見ると、小型/普通車(登録車)の登録台数は、2019年に比べて10%減少。軽自動車も8%減り、総台数では9%のマイナスだ。新型コロナウイルスの被害が深刻化して、今後売れ行きが下がるのは避けられない。

 2020年3月の国内販売上位3車を見ると、1位:ホンダ N-BOX(2万2078台)、2位:ダイハツ タント(1万7370台)、3位:トヨタ カローラ(1万6327台)であった。軽自動車単独で見ると3位はスズキ スペーシア(1万6077台)と続く。

 一方、波乱となった登録車はカローラが1位、これに続いてホンダ フィット(1万4845台)、トヨタ ヤリス(1万3164台)であった。2019年1、2月の登録車1位トヨタ ライズ(1万2009台)は、3月は4位に下がった。

 ただし、この登録台数をそのまま受け取ることはできない。いろいろな事情が絡んでいるためだ。

3か月ぶりに奪還! カローラ首位へなぜ再浮上?

 まず、上記のカローラの登録台数は、車名別に集計されたシリーズ全体の数字になる。

 これをボディタイプ別に算出すると、

カローラセダン:2960台
カローラツーリング:8060台
カローラスポーツ:2240台
旧型カローラアクシオ:1400台
旧型カローラフィールダー:1640台

 このほか教習車も若干含まれる。

 このようにカローラでは、旧型のカローラアクシオとフィールダーが、今でも合計3000台以上登録されている。カローラではワゴンを含めて法人需要が多く、ビジネスで使われるために5ナンバー車が求められるからだ。

 この需要を考えると、新しいカローラシリーズが3ナンバー車になった今、ヤリスをベースにした5ナンバーサイズのセダンやワゴンも必要だ。

 旧型のカローラアクシオとフィールダーは、安全装備や衝突安全性も下がるので、安心して使えるコンパクトなセダン&ワゴンが求められる。このような事情もあり、新しいカローラシリーズ(セダン+ツーリング+スポーツ)の登録台数は1万3260台となった。

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最終更新:4/8(水) 7:27
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