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「プロパー社員」いろいろな意味を持つ難しい言葉

4/8(水) 7:31配信

日本の人事部

プロパー社員とは、「正しい、本来の」などの意味をもつ英語“proper”から転じた和製英語まじりの言いまわしで、いわゆる「生え抜き」の社員や正社員のことを指す、日本の企業社会特有の表現です。「プロパー」と略して使われることが多く、その意味するところは文脈や職場によって異なります。

「プロパー社員」の意味と使われるケース

「プロパー社員」は、主に3種類の意味で用いられます。第1は、中途入社や出向社員ではない、新卒で採用された「生え抜きの社員」という意味です。第2は、契約社員や派遣社員、パート社員などの非正規雇用に対する「正社員」という意味。そして第3は、協力会社や下請け会社の社員などが常駐している職場において、そうした外部スタッフと区別するために自社の社員を「プロパー」と呼ぶケースです。

「プロパー社員」という言葉が使われる例をいくつか見てみましょう。

・「彼は私より年下だが、プロパー社員で入社は私より先だから、会社の内部事情についてはとても詳しい」……「新卒採用の生え抜き社員」の意味で使用されるケース

・「今は派遣社員として働いているけれど、いずれはプロパー社員になりたいと思っている」……「正社員」の意味で使用されるケース

・「この職場はプロパー社員が少なくて、常駐の外部スタッフがたくさんいる」……「自社の社員」の意味で使用されるケース

プロパー社員という言葉は主に職場内、あるいは業界内部の用語として使用されることが多いため、多くの人が社会人になって初めて耳にすることになります。コピーライター/エッセイストの糸井重里氏が主宰するウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』の連載『オトナ語の謎。』においても、ビジネストークに頻出する意味不明の独特な言葉「オトナ語」の例として紹介されています。

また、このオトナ語に関してライフネット生命がビジネスパーソンを対象に行った調査によれば、職場で使用する「カタカナ語・外来語が由来のオトナ語」で、「プロパー(社員)」は第2位でした。

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最終更新:4/8(水) 7:31
日本の人事部

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