クチバシ付きになって国内販売されたVストローム1000から6年、Vストロームは1050と車名を変えて2回目のモデルチェンジを行った。中身は熟成路線・ルックスはデザートレーサー、はたしてその走りは? モーターサイクルジャーナリスト・ノア セレンが風光明媚なスペイン南部・マラガへ飛んだ。
【TESTER:ノア セレン】『ミスターバイクBG』誌などで活躍中のジャーナリスト。プライベートでも長らくVストを愛用(酷使!?)しており、その魅力のすべてを知り尽くす。『ヤングマシン』本誌初登場!
自分でも長らくVストロームの650に乗ってきて、かつ他社含めて最新モデルもすべて乗り尽くせる立場にいるのに、新型1050に乗ったら改めて「大排気量アドベンチャーって何が求められているんだろう」と考え込んでしまったというか、ハッとさせられたというか……。コンセプトの中に「シンプリー・モア・Vストローム」、要は単純によりVストロームらしくというのがあるのだが、この「らしく」の部分をVストロームブランドは大切にしてるんだなぁ、と感じさせられたのだ。
というのも、250/650/リッターと3機種展開するVストロームブランドにおいて1050は頂点モデル。すると「凄さ」が求められているような気がしてしまうし、事実他社はこのような頂点モデルはみな「ドウダスゴイダロウ!」感が確かにある。乗っても確かに「スゴ!」となる。
しかし、1050はいい意味で「凄くない」のだ。構えて乗るとちょっと拍子抜けするというか、リッタークラスのVツイン、しかもルーツは過激と評判だったTL1000Sのエンジンということを考えれば、「こんな従順な味付けにできるの!?」と思えるほど。前モデルもそんな性格だったからキープコンセプトではあるのだが、新型ではパワーアップしつつも口当たりのまろやかさが加わった感があり、改めて感じ入ったのであった。
最終更新:4/8(水) 18:32
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