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4000万人が使うアフリカのモバイル決済「M-Pesa」が成長を加速

4/8(水) 12:30配信

Forbes JAPAN

ケニアを代表する通信企業のサファリコムと南アフリカのボーダコムは4月6日、両社が設立した合弁企業による、アフリカ最大のモバイル決済プラットフォームM-Pesa(エムペサ)の買収手続きを完了させたと発表した。M-Pesaは長年、英国のボーダフォン傘下にあった。

2007年にサファリコムが立ち上げたM-Pesaは、ケニアから始まり東アフリカ全体を制覇した後、西アフリカやエジプトにも進出し、利用者は約4000万人に達している。ボーダコムによると、M-Pesaの決済処理件数は月間10億件を突破している。

興味深いのは、4000万人のM-Pesa利用者のうち、スマートフォンを用いているのはわずか25%である点だ。ただし、スマホの利用者は年間10%のペースで伸びている。

ボーダコムCEOのShameel Joosubは今後、M-Pesaのアフリカでの成長を加速させていくと述べた。

「当社はサファリコムと共同で、M-Pesaの次世代の決済プラットフォームの確立を支援していく。スマホ世代の需要を満たすクラウドベースの決済システムを拡大し、コミュニティ内部のデジタル格差の解消も視野に入れている」とJoosubは続けた。

ボーダコムの親会社のボーダフォン・グループCEOのNick Readは「M-Pesaは野心的な企業であり、銀行口座を持たないアフリカの人々に送金や公共料金の支払い、トレードなどの金融サービスへの参加機会を与えていく。同社は現地でのスモールビジネスの拡大も支援していく」と述べた。

Toby Shapshak

最終更新:4/8(水) 12:30
Forbes JAPAN

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