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人気絶大インフルエンサー「りょうくんグルメ」が予言するタピオカの次に来るものとは

4/8(水) 11:16配信

プレジデントオンライン

Twitterやインスタで若者から絶大な支持を集めている「りょうくんグルメ」。タピオカブームにも一役買った彼が「次に来る」と断言するものとは。そして今後のSNS戦略は──。聞き手は若者文化を研究する原田曜平さんです。

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■ベーグルと韓国マカロンはなぜ広まらなかったか

 【原田】去年(2019年)はタピオカが大ヒットして、新語・流行語大賞にも「タピる」という言葉がランクインしました。ただ、このブームが今後もずっと続くとは思えず、マーケティング業界では次に何が来るのかが関心の的になっています。りょうくんの意見を聞かせてください。

 【りょうくん】流行るためのポイントっていくつかあると思うんですが、中でも一番重要なのは「巡ることができる」点じゃないでしょうか。店を巡って楽しめれば、それ自体が趣味になる。だから流行るんだと思うんです。次に大事なのが、メニューにバリエーションがあること。味や見た目が多様であればあるほど、巡りたい気持ちも盛り上がりますよね。タピオカもそうでしたし、ほかにもそういう商品はたくさんあります。

 【原田】そうすると、流行る要素を持っているスイーツは結構多そうですね。でも、そうした条件をクリアしているのに「来る」と言われながらブームにならなかったものもあります。どうしてなんでしょうか。

 【りょうくん】ヒットしそうになっても、店の数が「巡りたい」と思わせるほど多くないとダメなんです。例えばベーグルは、若者に人気のモチモチ食感で中に挟む具材もバリエーション豊富ですよね。でも、一時流行りかけたのに専門店はそれほど増えませんでした。トゥンカロン(韓国マカロン)も、これは来ると思って「りょうくんグルメ」でも紹介したんですが、店がなかなか増えなくて……。店側がヒットの兆しに気づかないのかも。もったいないなと思います。

■次に間違いなく流行るスイーツとは

 【原田】一時はSNSで話題になっても、店などのタッチポイント(商品と消費者の接点)が少ないままだと、ブームに届かないうちに人気が収束してしまうわけですね。巡れる、メニューが多様、店が多いという3条件をクリアする「タピオカの次」は何だと思いますか? 

 【りょうくん】クリームソーダです。少し前から言い続けているんですけど、タピオカの次に流行るのは間違いなくこれだと思っています。見た目がきれいでインスタ映えしますし、メニューに載せている店が多くてバリエーションも豊富。価格も手頃ですよね。今、若者の行動って世界中で似てきているので、日本で流行れば海外の若者から注目される可能性も大いにあります。

 【原田】この5年くらい、すでに神保町などにある昔ながらの喫茶店やそこで出されるクリームソーダが「レトロ」でインスタ映えすると若者たちに人気になってきていますよね。それがもっと広がっていく可能性がある、と。今はコロナの問題がありますが、それを目当てに来日する若者が増えれば、インバウンド拡大にもつながりそうです。

 【りょうくん】昔は世界にクリームソーダを広める手段はなかったと思いますが、今はSNSがあるし、僕のようなインフルエンサーもいるからどんどん拡散していけます。日本の若者に「これいいよ」って知らせて、流行ったら日本のトレンドの飲み物として世界中に知らせることができる。実際、SNSでクリームソーダがタグ付けされている数を見ると、すでにそうなりつつあります。

■りょうくんが下北沢に目をつける理由

 【原田】ブームを仕掛けて、それが実際にヒットするまでの過程を直接体感できているのがすごいですね。ほかに、これから仕掛けようと考えているものはありますか? 

 【りょうくん】下北沢のカレーですね。「りょうくんグルメ」ではカレーは反応が悪いんですが、僕が好きなのでバリエーションの一つとして時々載せているんですよ。それで、下北沢はカレー屋さんも多いし、街自体が観光地としてのポテンシャルが高いと思っていて。

 【原田】実は僕も最近下北に注目していたんですよ。この前も部下と学生と見に行ってきたばかりなんです。昔はもっと「サブカル」色が強く、小劇場目的のおじさんなんかも多くて、比較的若者の街だったけど、必ずしも若者だけの街ではなかった。でも、最近はより若者化していますよね。渋谷が全体的に「大人の街」を志向し始めてきているので少し若者が流れてきているのかな。下北は外国人にもうけそうですよね。

 【りょうくん】日本だけでなく、中国や韓国の若者にとっても面白い街だと思うんです。例えば、僕は韓国が好きで何回か旅行に行っているんですが、2~3回目になるともう繁華街の代表みたいなところは飽きちゃって、行かなくなるんですよ。じゃあ、渋谷にも新宿にも飽きた海外の若者だったら、次にどこへ行くか。そう考えた時、下北沢だと思ったんです。

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最終更新:4/8(水) 15:01
プレジデントオンライン

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