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そもそも「やらなくてよかった」イベントや集まりの断捨離効果

4/8(水) 15:16配信

プレジデントオンライン

パンデミックは、読書会から仕事終わりの一杯、そして冠婚葬祭に至るまで、私たちが集う機会を奪っている。しかし一方で、集うという行為を見直す機会にもなっている。『最高の集い方』の著者でプロフェショナルファシリテーターのプリヤ・パーカー氏は、外出自粛で社会的孤立が深まる中、「ヴァーチャルに集うことで孤独を食い止めることができる」という――。 ※この原稿はThe New York Timesのオピニオン欄に3月17日に掲載された記事の翻訳です。

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■集うことの喜びを通じて救われる命もある

 新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、あらゆる「集い」が槍玉に上がっています。

 トランプ大統領は3月16日に10人以上の集会や外食を自粛するよう要請しました。結婚式や還暦祝いなどの節目の誕生日パーティー、主要なスポーツイベントやコンサートなどはすべて対象になります。

 新型コロナウイルスによる人道的および経済的大惨事に加えて、私たちは「集会不況」に突入しています。しかしこれを「孤独ブーム」にしないための方法もあるはずです。

 3月15日にはイタリアで1日368人の死亡が報告されましたが、人と集うことの喜びを通じて救われる命もあるでしょう。アメとムチのたとえで言うと、いまの状況においては「集会禁止」というムチが必要な一方で、離れ離れでいても社会的に意味のある集いへの参加できるというアメも必要です。

■そもそも開く意味がなかった? 

 伝統的なイベントと負けないような体験をリモート集会で生み出すことは可能です。これまでに新型コロナの影響でキャンセルされたすべての集会や会議、パーティーや会議についての「残念な真実」は、それらの多くはそもそも開く意味がなかったということです。

 そして、私たちがこの機会に、これまでにないくらい真剣に「集う目的」について考えるならば、この重苦しい時間のなかで、新しい集い方のかたちや、意外な親密さのかたちが育まれることでしょう。そして、人が集まるということは「できて当然」ではない特別な特権であること私たちは心に刻むでしょう。

 現在キャンセルされているイベントの多くが実際にどのようなものであったかについて正直に言いましょう。

 あなたはこれまでに何度、職場の会議に本気で参加しましたか?  これまで会議中に密かにSNSでつぶやいたり、TikTokを見たりしてただ時間が経過するのを待っていたという経験は?  気持ちを揺さぶられるような会合に最後に出席したのはいつでしたか?  新郎新婦の人となりがよくわかる本当に心に残る結婚式に最後に出席したのはいつでしたか? 

■「どうでもいいこと」にこだわらなくてよくなった

 私は人が集まることについて研究していますが、そのなかでわかったのは、私たちが自分自身や世界を変えようという思いで集まっていながら、実際に集まるときには、往々にしてただ型どおりのことをやっているだけだということです。

 いまこそリモートワーク、Zoomミーティング、ライブストリーミングによる読書会、Skypeを使った誕生日パーティーなどを試すときです。

 これは、厳しい状況のなかで私たちに与えられた実験の機会なのです。これまで私たちがこだわってきた「どうでもいいこと」にもはやこだわる必要はありません。パーティーで何種類のナイフをそろえたらいいのかなど、心配する必要はないのです。舞台照明やテーマカラーなどももはや気にする必要はありません。

 そうではなく、世界保健機関がパンデミックを宣言するずっと前から、私たちが焦点を当てるべきだったことに焦点を当てる必要があります。

 イベントの主催者がいま直面している問い「延期するのか?  オンラインに移行するのか?  中止するのか? 」は、次のようなより本質的な問いに置き換えられます。

 「なぜこれを最初に行うのか?  本当に必要なのか?  これは誰のためなのか?  誰が決定すべきなのか? 」

 これは、すべての集まりについて問われるべき問いに私たちを導きます。

 「いまこの瞬間、私たちは何を必要としているのか。どうすればそのために集まることができるのか」

 これらの問いを手掛かりに、私たちはパンデミックの最中でも、そして恐らくその後でも通用する、新たな集い方を生み出すことができます。

 SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト=毎年3月にアメリカ、テキサス州オースティンで行われる、音楽・映画、テクノロジーの大規模フェスティバル)がキャンセルされたとき、NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)の芸術編集者であるニーナ・グレゴリーは、こんなツイートをしました。

 「アマゾン、ネットフリックス、アップルがSXSWかに出品されたすべての映画を購入し、SXSWのストリーマー(オンラインのライブ配信で稼いでいる人)の映画祭を開いて、その周りにオンラインコミュニティを構築したらどうだろう。映画の買い手も観客もみつかる。インディー映画の作り手とファンにとって、ストリーマーはヒーローなのだ」

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最終更新:4/8(水) 15:16
プレジデントオンライン

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