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「FIFA勧告に韓日で悲喜」 東京五輪“U-24”開催の影響に韓国紙持論「日本は悩み多い」

4/8(水) 6:30配信

Football ZONE web

東京五輪1年延期で出場資格は“24歳以下”へ 韓国紙が日韓両国の状況を比較

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京五輪が1年延期になり、23歳以下だったサッカー男子の出場資格が24歳に引き上げられる方針が決まった。

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 国際オリンピック委員会(IOC)は改定した規定で、「年齢制限がある場合、2020年7月に資格がある選手は21年まで保持できるように基準を広げなければいけない」と明記した。また、国際サッカー連盟(FIFA)も「1997年1月1日以降に生まれた選手」とする規定を維持する方針をまとめ、各大陸連盟へ通達している。

 この決定に韓国メディアが反応した。韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」は、「FIFAの勧告に韓日で悲喜が分かれるようだ」と、韓国と日本の受け止め方に違いが出ていると伝えている。

 まず記事は「韓国はFIFA実務グループの勧告に微笑んだ。キム・ハクボム監督率いるU-23韓国代表は、1997年生まれの選手を中心に大会を準備した。今年1月、タイで行われたU-23アジア選手権でも97年生まれが主力だった。大会MVPのウォン・ドゥジェ(蔚山現代)を含む23人中11人が97年生まれだった」とチームの構成に触れた。

 そのうえで「五輪予選を戦ってきた選手が、新型コロナウイルスによる不可抗力が理由で、東京五輪が延期となり、本戦に参加できないのは不公平だ。97年生まれの選手たちの五輪参加の権利を保護してほしいと公式書簡を送った」と、五輪予選を突破した戦力を来年の本大会に出場させたいとの意向を強く示していた。

 だからこそ、97年生まれの選手たちが東京五輪に出られるようになったことは、韓国にとって朗報だ。

 キム・ハクボム監督は「(97年生まれの)選手たちに機会が与えられたことは幸運だ。時間がたくさんできたのでしっかり準備したい」と語っている。

 一方で同紙は、日本が韓国と対照的な受け止め方をしていることについても言及した。

U-24への引き上げで「日本が戦力で優位に立つチャンスが消えた」

「日本は悩みが多い。当初、97年生まれの選手の出場を反対していると伝えられた。日本の東京五輪世代は、97年生まれよりも下の世代のほうが上手い。欧州組の堂安律(PSV/98年生まれ)、冨安健洋(ボローニャ/98年生まれ)、久保建英(マジョルカ/01年生まれ)はそれよりも下の世代だ」

 つまり、スペインなどの強豪国の主力は97年生まれがほとんどで、23歳以下に出場が制限されると大幅な戦力ダウンは否めない。一方で、もし23歳以下に制限されていたならば、日本の97年生まれには主力級の選手が少なく、久保ら欧州組は出場資格があるため戦力がそこまで落ちることはなかった――というのが、同紙の見方だ。

 最後に「これで日本が戦力で優位に立つチャンスが消えた。現在の状況では韓国と日本では悲喜が分かれた」と伝えているが、新型コロナウイルスの感染拡大により状況は依然として不透明だ。日韓の戦力の違いが、1年後にはどのように変化しているのか、今後も見守っていきたい。

金 明昱 / Myung-wook Kim

最終更新:4/8(水) 6:30
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