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目指すは「マシンガン打線」。ベイV戦士の 鈴木尚典が新球団で恩返し

4/8(水) 11:40配信

webスポルティーバ

プロ野球の独立リーグ、ルートインBCリーグ(以下、BCリーグ)に、2020年シーズンから新規加入することが決まった神奈川フューチャードリームス。3月15日に開催された体制発表会には、鈴木尚典監督、GMの山下大輔、球団アドバイザー兼コーチの荒波翔らを含め、選手やスタッフの全員が参加した。  当初はラゾーナ川崎でのファン参加型イベントを予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で「報道陣限定公開」に形式を変更。場所も藤沢市内に移して行なわれた会見で、球団代表の藤本伸也は高らかに目標を宣言した。

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「神奈川県は野球が盛んでファンも多い地域。ひとりでも多くの人材をNPB(日本野球機構)に送り出し、たくさんの人に応援される球団になりたいと思っています。そして、どこのチームも達成できていない、リーグ参入初年度の優勝を目指していきたい」

 続いて鈴木監督は、「投手、野手ともにレベルの高い選手が集まってくれました。私は打者出身ということもあり、かつての(横浜ベイスターズの)"マシンガン打線"のような、得点を取れる野球をして優勝を目指します」と意欲を語った。

 鈴木監督の背番号は、首位打者を2回獲得するなど活躍した現役時代と同じ「7」。2008年に引退後、解説者や横浜DeNAベイスターズのジュニアチームの監督を経て「現場復帰」を果たした。そんな1998年のV戦士が指揮を執る神奈川フューチャードリームスには、元NPB選手から硬式野球未経験者に至るまで、バラエティー豊かな面々が揃った。

球団アドバイザーの荒波(元横浜DeNAベイスターズ)も、「まだ練習を見て1カ月ほどですが、選手個々の能力は高い」と期待を寄せつつ、チームの現状を次のように分析した。

「すぐにプロで活躍できるような選手もいますが、もっと思いどおりのプレーができるようにしたり、不調に陥った時にきちんと修正できる力を養ったりする必要があると感じています。そのためには、『意味』を考えながら野球をすること。例えば、自分のことだけではなく、他の選手のいいプレーを見てマネをしてみるなど、もっと高い意識を持って野球に取り組まないといけません」

 首脳陣に対し、選手はチームをどう見ているのか。

 昨年までBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスに在籍し、2年連続でベストナイン(遊撃手)に選出。2018年にはBCリーグ日本一も経験した、新チームのキャプテンを務める24歳の青木颯はこう語る。

「首脳陣のみなさんは選手に近い立場でコミュニケーションを取ってくれるので、本当にいい雰囲気でやれています。チームとして結果を出していくのはもちろんですが、自分がNPBで活躍できるようにするためには、個性をもっと伸ばしていく必要があると感じている。自分の新たな可能性に気づかせてくれることもあるので、助かっています」

 人材育成やNPBへの登竜門という意味合いも強いBCリーグ。新球団の神奈川フューチャードリームには、硬式野球未経験という珍しい経歴の選手も在籍している。その中で鈴木監督が「可能性がある面白い投手だと思っている。硬式野球に慣れていない部分もあるので、ゆっくり体を作ってきたい」と期待を寄せるのが、今年22歳になる杉浦健二郎だ。

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最終更新:4/8(水) 18:02
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