ここから本文です

米ITサービス企業、新型コロナで悲鳴を上げる小売業界を支援

4/8(水) 18:40配信

WWD JAPAN.com

新型コロナウイルスのパンデミックにより、各国の小売店が営業停止や自粛に追い込まれている。この状況を受けて、オンラインサービスを提供するIT企業がオンライン上の売り場を提供することで、各ブランドやその仕入れ業者を支援する新たな動きが広まっている。

【画像】米ITサービス企業、新型コロナで悲鳴を上げる小売業界を支援

フェイスブック(FACEBOOK)、イーベイ(eBAY)、アマゾン(AMAZON)、ビューティアプリ運営を手掛けるパーフェクト(PERFECT)などは、困難な状況に陥っている小売業者にとって頼みの綱とも言える新たな支援策を続々と打ち出している。

フェイスブックは1億ドル(約108億円)の現金補助と、中小事業者向けの表示地域制限付きの広告クレジットの提供を明らかにした。同社はこれにより30カ国以上で3万の小規模事業者の支援が可能になるとしている。

また同社は、小規模事業者が無料でオンライン上での販売に参入し、同じく無料でオンライントレーニングを受けられるサポート態勢も考案した。シェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)=フェイスブック最高執行責任者は、「事業者がオンライン上にこぞって進出している。フェイスブックを利用すれば無料でインターネット上にページを開設することができる」とのコメントを発表した。

ECサイトへの進出にはイーベイも活用されている。イーベイは、実店舗で営業している事業者のウェブ参入のサポートを目的とした新プログラム、「アップ・アンド・ランニング(Up & Running)」のサービス提供を始めた。このプログラムでは、条件を満たす事業者がイーベイに無料のベーシックストアを3カ月間オープンすることができる。また、販売手数料の支払い延期や、商品を500点まで無料出品することも可能だ。新規利用者はマーケティングツールやブランディング強化機能、配送手数料の割引なども受けることができる。

ECサイトにとって、小売業者はその規模の大小にかかわらず重要な存在だ。イーベイは北米の小規模小売店への1億ドルの援助を表明している。イーベイのジョーダン・スウィートナム(Jordan Sweetnam)北米担当副社長は、「実店舗を持つ小売業者は新型コロナウイルスの影響でかつてないほどに打撃を受けている。イーベイはこれまでにも多数の小規模事業者の発足や成長をサポートしてきた。実店舗で事業を行う企業の存続に向けて、できる限りのことをしていきたい」とコメントした。

1/3ページ

最終更新:5/21(木) 17:47
WWD JAPAN.com

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事