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中村倫也「薄顔なりに一生懸命」超美食家のイケメン探偵役への意気込み語る<Interview>

4/9(木) 7:00配信

ザテレビジョン

中村倫也が、4月12日(日)スタートの「美食探偵 明智五郎」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)でゴールデン・プライム帯で連続ドラマ初主演を務める。

【写真を見る】中村倫也演じる明智五郎の衣装にも注目!

中村が演じるのは、超美食家のイケメン探偵・明智五郎。その明智との出会いによって連続殺人鬼へと変貌した美女が起こす“食”にまつわる殺人事件を解き明かしていくミステリーだ。原作は「東京タラレバ娘」「海月姫」「偽装不倫」など数々の作品がドラマ化されている人気漫画家の東村アキコ。

主演を務める中村に、原作を含めたこの作品の魅力、そして撮影の舞台裏について話を聞いた。

■ 着眼点が面白い

――今回の「美食探偵 明智五郎」を含め、東村アキコさんの作品に対する印象を教えてください。

「美食探偵」というだけに事件の謎が食に関することで、その着眼点が面白いなと思いました。食は人間が生きる上で欠かせないものですし、そういう意味では生活感があって、こういうミステリーは珍しいのではないかと思います。

東村さんの作品に関しては、僕はもともと東村さんの「かくかくしかじか」という作品が好きで読んでいて。そのときから東村さんは「きっとこういう人なのかな」と思い描いていたものがあったんですね。

そうしたら先日、ご本人が撮影現場に来てくださって。それでごあいさつさせていただいたんですが、僕の予想はそんなに違ってなかったなと思いました(笑)。

■ 超美食家のイケメン探偵・明智五郎とは

――超美食家のイケメン探偵・明智五郎役ということで、撮影前は「ようこんな見た目麗しい整った役を、薄顔の僕に持ってきたな」とコメントされていましたが、その心境に変化は?

「なぜ僕に?」というのは、撮影が進んでいる今もぬぐえていません(笑)。でも、薄顔なりに一生懸命にやらせていただいています。

――明智は、食に関するこだわりはもちろんのこと、本人にとって最良のときにも「ふむ…悪くない」と言うなど、超がつくほどの変わり者という設定です。

言い回しが古風というか、回りくどいというか、とにかく変わり者なのは間違いないですね(笑)。

――明智の衣装に関してはいかがですか? そこにもくせ者感が出ていて、今どきループタイをしているのも珍しいのではないかと思います。

自分では意外と似合っているのではないかなと(笑)。

ループタイに関しては、今回初めて身につけたんですけど、意外といいですよね。首に巻くタイプのオシャレアイテムはいろいろありますけど、普通ならネクタイですよね? でも、それをあえてループタイにしているのは、明智の好きなところでもありますね。

――漫画原作だとビジュアルのイメージも限定されてくると思いますが、ご本人的に意識はされていますか?

最近は、漫画にしろ、小説にしろ、原作があるものを演じさせていただくことが増えてきました。でも、僕はどの作品にしても原作をあまり気にしないというスタンスでいます。

それは、この明智の衣装を用意してくれた衣装さんをはじめ、スタッフの方々が原作へのリスペクトを込めて作ってくださっているので、僕ら演者はその作品の中でいかに面白い瞬間を作れるかが一番大事だと思ってやっています。

なので、原作があるからどうこうというのは意識してないかもしれないですね。

――明智は美食家とあって、食事のマナーにも厳しい人物。撮影においてテーブルマナーを正しく行うことも大変だったと聞きますが、そこで勉強になったことはありますか?

料理をこぼさないように“手皿”を作るやつですね。あれを一回本番でやったときに、栄ちゃん(小池栄子)が「それってダメなんじゃないの?」と指摘してくれて。それで確認したら、やっぱりマナー違反らしくて。

それが最初に食事をするシーンの撮影だったので、それ以降は監修の方にちゃんと見てもらいながら撮影を進めています。それでも何かあるかもしれないですが、そこはお手柔らかにお願いします(笑)。

■ そばへのこだわり

――明智のやっている探偵事務所も個性的で見どころだと思います。ご本人的に気に入っているところはありますか?

美術に動物のアイテムが多いんですよ。事務所の奥にフラミンゴの置物があったり、どこの国のものか分からないトーテムポールがあったり。それでいて、さすがは美食探偵というべきか、キッチンだけは最新式のアイランドキッチンなんですよね(笑)。

そういう遊び心も楽しんでもらえると思いますし、僕はこの間、明智の事務所に置いてある蝶の標本を撮影が終わった後にもらえないか、美術さんに聞いてみました(笑)。

――「もし、明日死んでしまうとしたら、あなたは最後に何を食べますか?」という作品のキャッチコビー。中村さんなら“最後の晩餐”に何を選びますか?

そばですね。他の食べ物では、これじゃないとダメとか、あそこのあれじゃないとダメとかはないんですけど、そばに関してだけはこだわりがあって。

――それはどういうこだわり?

最初は何もつけずにそばだけを食べて、まずは風味を味わう。そのあとにつゆを少しだけでつけて、空気を混ぜ込んでそばの香りと味を楽しむという、自分なりの作法みたいなのがあって。

で、思い起こしてみると、父親がそういう食べ方をしていたんですよね。なんだか血を感じますよね(笑)。

――最後に、このドラマの見どころを教えてください。

僕が最初に脚本を読んだときは、原作へのリスペクトを踏まえつつ、ストーリーの転じ方が丁寧で巧みな作品だなと思いました。各話それぞれで起きる殺人事件の意図と、それが最終話にどうつながっていくのか。そこのねじれは僕の想像を超えるところが大きくあったので、楽しみにしてほしいですね。

あと、「美食探偵」というタイトルだけに、毎話出てくるおいしい料理にもぜひ注目してください。

■ 第1話あらすじ

三度の食に命を懸ける美食家の明智五郎(中村倫也)は、容姿端麗だが超変わり者の私立探偵。

キッチンカーで弁当屋を営む小林苺(小芝風花)は、厄介な常連客・明智に浮気調査を依頼してきた主婦(小池栄子)に同情したがために、明智の調査に巻き込まれる。

毎日違う食べ物の匂いをつけて帰って来るという夫を怪しむ主婦の勘通り、明智は夫が若い女の家で毎日1時間の濃厚なランチタイムを過ごしていることを突き止める。

調査報告ついでに主婦の即席手料理を口にし、寂しげな笑顔に魅了された明智は、「これからは本当のあなたをもっと自由に解き放つべきだ」と言葉を掛ける。

翌日、主婦の夫が殺される事件が発生。明智を疎ましく思う捜査一課の刑事・上遠野(北村有起哉)と、その部下で明智に憧れる高橋(佐藤寛太)の的外れな捜査が迷走する一方、主婦の犯行を直感した明智は、主婦をディナーに誘い苺の車で葉山のオーベルジュへと急ぐ。

“食”が生んだ男女の悲しき事件の真相に迫る明智。そして、明智との出会いによって“殺人鬼”として本当の自分を解き放った主婦は、明智との“最後の晩餐”に臨んでいた。

(ザテレビジョン・ライター:馬場英美)

最終更新:4/9(木) 19:27
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