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コンビニのスリーエフ(7544)、株主優待を廃止!今後は配当による株主還元を強化する方針で、2021年2月期の年間配当額は前期比で「4円」の増配予想に!

4/9(木) 22:05配信

ダイヤモンド・ザイ

 コンビニエンスストアを展開する株式会社スリーエフが、買い物で使える「優待券」がもらえる株主優待を廃止することを、2020年4月9日の16時に発表した。

【詳細画像または表】

 スリーエフの株主優待は、毎年8月末時点の株主が対象となり、内容は「100株以上を保有する株主に、保有株数に応じて、チェーン全店で利用可能な『株主様ご優待券』を贈呈」というものだった。

 しかし、この株主優待は2019年8月末の株主に贈呈された分を最後に廃止される。

 廃止の理由は、「株式会社ローソンとの事業統合によるダブルブランド化に伴い事業内容が大きく変更されたこと、また当社グループ店舗の出店エリアが一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に限定されていることも含め、株主の皆様に対する公平な利益還元のあり方という観点から改めて検討を重ねました結果、配当による利益還元を拡充することが適切であると判断し、株主優待制度を廃止することといたしました」とのことだ。

 なお、スリーエフは株主優待の廃止を発表すると同時に、2020年2月期の決算短信を発表しているが、この中で2021年2月期の年間配当金の予想を「1株あたり10円」としている。前期(2020年2月期)は「1株あたり6円」だったので、前期比「4円」の増配となる。

●廃止されるスリーエフの株主優待制度の詳細と利回り
  ■廃止されるスリーエフの株主優待制度の詳細

  基準日
  保有株式数
  株主優待内容
  8月末
100株以上
優待券500円分
300株以上
優待券2000円分
1000株以上
優待券3000円分
5000株以上
優待券5000円分
1万株以上
優待券1万円分

 スリーエフの2020年4月9日時点の株価(終値)は327円なので、株主優待が実施されていれば、利回りは以下のようになっていた。

(100株保有の場合)
 投資金額:100株×327円=3万2700円
 優待品:優待券500円分
 株主優待利回り=500円÷3万2700円×100=1.52%

(300株保有の場合)
 投資金額:300株×327円=9万8100円
 優待品:優待券2000円分
 株主優待利回り=2000円÷9万8100円×100=2.03%

(1000株保有の場合)
 投資金額:1000株×327円=32万7000円
 優待品:優待券3000円分
 株主優待利回り=3000円÷32万7000円×100=0.91%

 スリーエフの株主優待は、店舗で利用できる「株主様ご優待券」だったが、2019年8月実施分を最後に廃止することが発表された。同社の店舗をよく利用していた人には使い勝手がよかったと思われるが、株主優待を廃止する代わりに2021年2月期の配当予想を前期より増配しており、配当利回りは3.05%に。株主優待よりも配当による還元を歓迎する投資家も多い可能性も。

 ただし、スリーエフが株主優待の廃止を発表した本日(2020年4月9日)のスリーエフの株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、当日の終値327円よりも46円も安い281円(マイナス14.06%)を記録している。これは株主優待の廃止と同時に発表した2021年2月期の業績が今期より大幅に悪化(営業総収入3.6%減、営業利益30.5%減、経常利益28.3%減、当期純利益100%減)するという予想のためだと思われる。

 なお、スリーエフはコンビニエンスストアを展開する企業。ローソンと事業提携。2020年4月9日に発表した2020年2月期(通期)の連結業績は前期比で増収増益。2g021年2月期の連結業績予想は前述のとおり、すべて前期比で営業総収入3.6%減、営業利益30.5%減、経常利益28.3%減、当期純利益100%減と厳しい見通しを公表している。

 ■スリーエフ

 業種
 コード
 市場
 権利確定月
 小売業
 7544
 東証2部
 8月末
株価(終値)
 必要株数
 最低投資金額
 配当利回り
 327円
 100株
 3万2700円
 3.05%
 【スリーエフの最新の株価・株主優待の詳細はこちら! 】

 ※株価などのデータは2020年4月9日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

ザイ・オンライン編集部

最終更新:4/9(木) 22:05
ダイヤモンド・ザイ

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