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増える熟年離婚、理由となる「3つのウンザリ」

4/10(金) 11:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

近年、熟年世代の離婚が増加しています。四半世紀をともに暮らした夫婦が離別するにはしがらみも多く、一筋縄ではいきません。スマートに離別し、以後の人生をそれぞれ幸せに生きるには、どんな方法があるのでしょうか。本記事では、山中塾所属のAFPで、夫婦問題コンサルタントの寺門美和子氏が「幸せな離婚」について方策を探ります。

熟年離婚の理由で多いのは?

令和元年(2019)度の離婚件数が発表されました。ここ数年離婚数のグロスは若干減っていましたが、前年にあたる平成30年(2018)度に比べると、2,000組ほど増加した模様です。婚姻率はこの2年変化がないので、離婚率は1.68%から1.70%へ、若干アップしてしまいました。

かくいう筆者も平成最後の日、離婚届を提出するご夫妻に同行し、某区役所へと足を運びました。新しい時代を迎える前にひと区切りつけたい…、そんなご夫妻が多かったのかもしれません。

また、今年に入ってから離婚相談の問い合わせが増えています。コロナショックとの連動性はわかりませんが、夫婦問題事業者の仲間たちも同様に「忙しい」といっているところをみると、世の中に充満する「不安」が精神的に響き、夫婦問題を抱えている人々は、なにかしらの結論を出し急いでいるようにも感じます。

令和元年度の離婚の詳細はまだ発表されていないのですが、平成30年度までの数字を読み解くと、ある傾向が見えてきました。全体を見れば離婚件数は減少しているのですが、ある年代層だけ明確に増加しているのです。その年代層とは、同居期間25年以上のカップル、いわゆる熟年世代です。実際、筆者のもとにも婚姻期間が長い方からのご相談が多く寄せられています。

しかし、なぜ熟年離婚が増えているのでしょうか。

まず、この世代でご相談に来る方は、ほぼ100%恋愛結婚です。アプリもなく、お見合い結婚自体を否定していた世代です。ですから、「しっかり恋愛をした人=自分で結婚相手を選んできた人」たちなのですが、それでもうまくいかないのです。

熟年離婚の理由で多いのは、下記の3つです。

●配偶者の浮気

●財産分与したくない

●配偶者に飽きた(残りの人生は自分らしく生きたい)

離婚するにしろ、お互いの性格や弱点がわかっているため、若い方の離婚のようにあっさりと運びません。また、よくも悪くも両家の家族とのつながりが深かったり、双方と関わりのある関係者が多かったりして、離婚話は簡単に進みません。

熟年離婚の場合はどうしても「時間・体力・費用」がかかってしまいがちなのです。

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最終更新:4/10(金) 11:00
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