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“不要不急”の検察庁法改正が、安倍官邸と黒川氏には“必要至急”のワケ

5/11(月) 15:33配信

HARBOR BUSINESS Online

“東京の女王様”から電話「検察庁法改正がヤバい」

 5月8日の午後、私が取材を終えて「さあ原稿に取り組むぞ」と意欲をかき立てていた矢先に、武井由起子弁護士から電話がかかってきた。世の人の幸せと平和を願い、政治や人権の問題で積極的に発言している方だが、かなりの無茶振りをかます方でもあり、私は“東京の女王様”とお呼びしている(ちなみに大阪にも別の女王様が君臨している)。

「相澤さん、検察庁法改正がヤバいのよ。(以下、何がヤバいか延々10分ほど演説した後)それで、記事書いてくんない?」

 私は「たまらんなあ」という雰囲気を思いっきり醸し出しながら答えた。

「おっしゃることはわかりますけど。私、いま文春の原稿抱えて結構大変なんですよ。赤木さんの件で。だからなかなか他のことに手が出せないんです」

「赤木さんの件」とは、森友事件で公文書改ざんをさせられて命を絶った財務省近畿財務局の赤木俊夫さんと、妻の赤木雅子さんのこと。雅子さんは3月18日、国と佐川宣寿元財務省理財局長を相手に裁判を起こすとともに俊夫さんが書き残した手記を公表した。その日以降、私は『週刊文春』で連載を続けている。

 だが、そんな理屈は女王様には通用しない。

「だって、これだって赤木さんに関係あるじゃない。検察ですよ? 俊夫さんは検察の捜査におびえていたんでしょ? それだって追い詰められる一因になってるんでしょ?」

「それはその通りです。確かに俊夫さんに対する検察の接触の仕方はまずかった。主治医が止めていたのに、いきなり俊夫さんに電話してきて20分も長電話した。そのあげく財務省の人たちを全員不起訴にしたんですから、いったい何のために病気休職中の俊夫さんに無理して話を聞こうとしたんだか……」

「でしょ? だからこんな“不要不急”の法案をね……」

 この女王様の“不要不急”という言葉に私はピンとくるものがあった。以前、検察幹部に聞いていた話を思い出したのだ。私は思わず答えていた。

「わかりました。検察庁法改正で記事を書きますよ」

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最終更新:5/12(火) 10:56
HARBOR BUSINESS Online

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