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コロナ給付金詐欺:本物そっくり偽サイトも-「らしい」メールや電話は無視

5/22(金) 15:30配信

nippon.com

持田 譲二(ニッポンドットコム)

1人当たり10万円の新型コロナウイルス特別定額給付金の申請手続きが始まったのを受け、詐欺と思われる相談案件が急増している。巨額の給付金の申請に必要な振込口座の暗証番号やマイナンバーを盗み出そうと、詐欺グループは偽サイトや電話、メールなどあの手この手で迫ってくる。ネット申請が普及する中、被害を未然に防ぐポイントを探った。

注意!一時1000もの偽サイト

定額給付金は予算規模で約12兆8800億円。ほぼ全国民が対象になるため、非常に裾野が広く、カード情報を盗み取る格好の標的になりやすい。受給するには、地元市区町村から自宅に送られてくる紙の申請書に記入して送り返す方法と、マイナンバーカードを使ってパソコンやスマートフォン経由でオンライン申請する方法がある。迅速さが利点のオンライン申請を選んだ場合は、特に注意が必要だ。

詐取する側の手口はますます巧妙になっており、消費者庁は、給付金の申請窓口である「市役所や公的機関を忠実に再現した偽サイトの存在が報告されている」(消費者政策課)と注意を呼び掛ける。万が一、偽サイトから申請ページにアクセスすると「銀行口座やマイナンバーカードの暗証番号などが盗まれ、その後も悪用される恐れがある」(同)。

情報セキュリティ会社のマクニカネットワークスによると、2月の初めから5月初めにかけて、同一犯の手によると思われる偽サイトが急増し、確認できただけでも一時、自治体や企業、官公庁などを装ったものが約1000件に達した。

同社セキュリティ研究センターの政本憲蔵センター長は、「実害は報告されておらず、目的はよく分からないが、犯罪に向けたプラットフォームを構築しようとしたのではないか。給付金狙いの可能性もある」と話す。一連の大量偽サイトは当事者から登録代行業者への通報で5月半ばまでに、大半が閉鎖に追い込まれたというが、政本氏は「いつでも降って湧いてくるから注意が必要だ」と警告する。

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最終更新:5/22(金) 15:30
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