ここから本文です

話題の「音浴」って?新たなウェルネストレンドをプロが解説

5/23(土) 18:22配信

ハーパーズ バザー・オンライン

めまぐるしく変化する現代のウェルネスの世界において、音浴(サウンドバス)は真逆のものだと好意的に思われているかもしれない。真新しく、すぐに変わっていく製品の代わりに、音浴は単に心の健康を改善させるために楽器の音を使うというものだ。サプリメントやジュース、フェイスマスクもいらない。ところで、自分ではどうやって試せるのだろうか? 2名の施術者がそのプロセスを私たちに教えてくれた。

【写真】絶対に従ってはいけない! 根拠のない健康アドバイス35

音浴とは?

「音浴」というフレーズは、多くの場合、楽器が生み出す音が、あなたを“洗い流し“、寛がせ、瞑想、またはセラピー的なアプローチで心を癒す体験を指すものとして使われる。とはいえ、必ずしも施術者がこの言い回しを使うわけではない。「私が好んで使うふたつの呼び方は、サウンドセラピーまたはサウンドメディテーションです。私たちがサウンド“バス“とかサウンド“ヒーリング“といった言葉を使わないのには理由があります」と話すのは、サウンドファシリテーターで、ヨガや瞑想クラスを行うニューヨークのスタジオ、Woom Centerの共同設立者、そしてSound Ceremonyのオーナーであるデヴィッド・シェメッシュ(David Shemesh)。

「音には癒しの効果があるでしょうが、施術者はヒーラーではありません。そして、実際にその癒しを経験している人が“レシーバー“です」と彼は続ける。「私たちはそれをサウンド“バス“とは呼びません。なぜなら、それだとレシーバーが受動的な経験をしているように聞こえるからです。でも振り返ってみると、それはとてもアクティブな経験なのです」

では、音浴とは何をするもの?

「エネルギーは気のあるところに流れる、それと同じくらいシンプルなものです」。多くの人々にとって、音浴は、瞑想のために注意力を「ある一点」に向かって流すための方法として使うことができる。それは呼吸に集中することや、マントラを繰り返すことに似ているのだ。「この場合、それは倍音を発する楽器によって創り出される音の振動を聞くことです」とシェメッシュは続ける。「“わあ、私は今瞑想しているんだ“なんて、自分ではわかりません。なぜなら、あなたがそう自分自身に語りかけようとする瞬間、もうあなたは瞑想状態にはないのですから」

「それは、細胞レベルで届くメッセージのようなもの」と語るのは、サウンドプラクティショナーで、LAを拠点にするSoundRXのオーナー、アヴィ・シャービル(Avi Sherbill)。「私たちが音浴を始めると、深い呼吸法は安静状態に入り、攻撃的な感情や恐れを取り除けます」。その効能についての科学的な研究は限定的なものだが、サウンドセラピーは鬱状態や緊張、動揺、不安といったものを軽減するといういくつかのエビデンスがある。

なお、期待を遥かに上回る効果を体験する人もいる。「本当に深い体験をする人もいますが、多くの人々にとって、それは彼らがエネルギーのフィールドを開く初めての経験のひとつであり、また心を解放し、体をオープンにさせ、精神を緩ませることでもあります」とシャービル。「私は、音浴を受けた人たちが涙を流すのにまかせてきました。彼らは、自身のインナーチャイルドを癒すことができたと語ってくれました。一緒にやった人には、たくさんのトラウマを体験してきて、ここ何年かで初めて安全に感じたように思えると話してくれた人もいます」

個人的な癒し体験はどれも似通っているというわけではないが、YouTubeには数多くのサウンドメディテーションの動画があって、自宅でも聴くことができる。

1/2ページ

最終更新:5/23(土) 18:50
ハーパーズ バザー・オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事