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3密NGの今、絶滅危惧種となった4座オープンに乗ることは反社会的か?──こんな時代だからこそオープンカーに乗ろう Vol.1

5/23(土) 21:11配信

GQ JAPAN

公共交通機関に長時間、乗るのがためらわれる昨今、オープンほど、3密を避けられる移動手段はない。今回は「エレガントかつカジュアル」な4座オープンを取り上げる。

【写真を見る】4座オープンをまとめてチェック!

D/Eセグメントで絶滅危惧種だが

ひと昔前と違って、いつの間にか新車でラインナップされているのはメルセデス・ベンツとBMW、あとはシボレー・カマロとミニぐらいになってしまった。今回の話題はあくまで4座カブリオレで、スパイダーやロードスター、むしろ幌がオマケであることを前提とするドロップヘッドクーペのような「スポーツ用途」のオープンではない。あくまで「エレガント用途の、しかしカジュアルでもあるオープン」として認識されるジャンルだ。ちなみに「カブリオレ」とは馬車の時代から使われてきた用語で、1、2頭の馬で引く軽快な2人乗り、かつ折り畳み可能な屋根を備えた2輪馬車のことだった。

公共交通機関に長時間、乗るのがためらわれる昨今、自家用の4座オープンほど、3密を避けられる移動手段はない。初夏の太陽の下、独りでも複数人数でも屋根を開け放って走り去る様子は、おそらく自粛ポリスにはスキャンダラスで、歪んだ嫉妬を喚起するだろうが、マスク着用と紫外線対策でもしておけば、元より咎められる云われはないが、そのいとまをも与えないだろう。

もちろん2000万円超の雲上クラスまで無制限に目を向ければ、ベントレーやロールス・ロイスは無論、メルセデスAMGのS63カブリオレやBMWのM8カブリオレ辺りまで車種は増える。だが、乗り出し700万円台以下で楽しめる4座オープンというのは、すっかり絶滅危惧種のようだ。

直近ではアウディが、A5カブリオレ45TFSIクワトロ・スポーツ(765万円)をカタログ落ちさせてしまったことは残念だが、まだディーラー在庫はあるかもしれない。いずれ欧州D・Eセグ相当のプラットフォームやコンポーネンツを用いた4座カブリオレというのは、プレミアム・ブランドなら揃えておいて然るべき車種なのだ。事実、前の世代のV60/S60まではC70カブリオレを擁していたボルボも、アメリカ市場を意識してISコンバーチブルや旧ソアラあらためSCを出していたレクサスも、今やSUVの販売台数は好調ながら、4座オープンの系統は途絶えさせたまま。とくにレクサスの2台は、高年式で程度良なら中古で250万円オーバーも珍しくないモデルなので、すっかり好事家物件になっていることがうかがえる。

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最終更新:5/23(土) 21:11
GQ JAPAN

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