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「視線合わせたくない」恩知らず息子夫婦が勝手に塀を立て…

5/24(日) 9:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

「遺言」の重要さが改めて知られるようになり久しい昨今ですが、遺言には「付言事項」という項目があるのをご存知ですか? 遺言者が伝えておきたいことを記す項目であり、法定な拘束力はないものの、「最後のメッセージ」として意義ある役割を持ちます。本記事では、そんな付言事項に「積年の恨み」を綴った特異な例を紹介します(本記事は、大坪正典税理士の書籍『相続争いは遺言書で防ぎなさい』より一部を抜粋・再編集したものです)。

最後に愛する人に思い伝えたい…「付言事項」

付言事項では、配偶者や子供など愛する人たちへの率直な思いを何らかの形で伝えておくことが望ましいでしょう。

故人が残した思いは何らかの形で残された人たちにも引き継がれていくことになります。それが残された人の新たな、しかも前向きな方向へと向かう人生のステップにつながるきっかけともなるでしょうし、さらにはその人が社会に働きかけていくという形で、社会が動き変化していくことに結び付くことになるかもしれません。

人の思いは、そのような意味で、残された人たちに伝えられることによって、この世界に生き続けていくことになるのです。

付言事項は、その人が残す文字通りのラストメッセージになります。だからこそ、型通りの、紋切り型の言葉ではない、自分の言葉でありったけの思いを伝えてほしいと思います。普段は使わないような言葉、気恥ずかしいと思うような言葉でも構わないでしょう。

たとえ、そのような言葉を使っても、「お父さんは意外とロマンチストだったんだな」と子供達はむしろ評価してくれるはずです。あるいは、「さすがお父さんだ。最後に締めるところはしっかりと締めてくれた」と思うかもしれません。最後まで格好いい親だったことを、子供は誇りに思うはずです。

そして、人はいくつになってもほめてもらいたい、自分の存在を認めてもらいたいという気持ちを失わないものです。いや、むしろ、子供のときと違って、ほめられるような機会が少なくなるだけに、なおさらそのような思いを抱くようになるものです。ですので、少しでもほめられるところがあるのならば、最後に付言事項でいっぱいほめてあげましょう。ほめられる者にとっては、それが最後の機会となるのですから。

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最終更新:5/24(日) 9:00
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