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ボタフォゴ監督、コロナ禍での本田の姿勢に感銘 「いろいろな問題にアンテナを張ってる」

5/24(日) 6:10配信

Football ZONE web

日本で2年間過ごしたアウトゥオリ監督、日本は「素晴らしい規律正しさを持っている」

 ブラジルは新型コロナウイルス感染者数が急カーブで上昇を続け、2カ月以上にわたってサッカーの全公式戦が中断している。そのなかで5月22日、元日本代表MF本田圭佑の所属する1部ボタフォゴが、パウロ・アウトゥオリ監督のオンライン記者会見を開催した。そのなかで63歳の指揮官は、ブラジルでも話題を呼んでいる、パンデミック下での本田の姿勢について語った。

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 先日、ボタフォゴの元会長で、現在はサッカー実行委員を務めるカルロス・アウグスト・モンテネグロ氏がブラジルメディアに向けたインタビューで、本田が「この国や世界の問題を追っていて、現時点で良い気持ちで受け取れない」とし、これまでクラブから給料を一銭も受け取っていないことを発表。さらに本田が、クラブが必要とするなら投資などの形での援助を打診していたことも明かしていた。

 2006年に鹿島アントラーズ、2015年にセレッソ大阪を率いたアウトゥオリ監督は、「私は日本で2年間暮らし、仕事をしたから、日本の人たちがこういう時にどう過ごしていくのかを知っている。彼らはこういう厳しい状況を、くぐり抜けることに慣れているんだ。素晴らしい規律正しさを持って、自分のことだけでなく、周囲の人のことも考えてね」と日本での経験を元に前置きしたうえで、本田についてこのように語った。

「本田もその通りだ。外国にいても、そして今、原始的とも言えるほど、管理がまったく成されていない国にいながら、個人的にはあの通り、健康や科学的なことを考え続けている。本田の姿勢は、驚くことじゃない。我々はすでにみんな、彼がいかにプロフェッショナルであるかを知っているからね。本当に素晴らしいよ。それは、日本人の文化によるところが大きいと思うし、彼自身の典型的なパーソナリティーによるものでもある。いつでも全体のこと、みんなのことを考えるんだ」

本田は「自分の意見を完璧に述べることに慣れている」と評価

 また、本田が自身のソーシャルネットワーク上で、アスリートたちに自分の国のことを考え、政治や経済についてもっと話そうと呼びかけ、積極的に発言していることにも触れた。

「彼はいつでも、いろいろな問題にアンテナを張っているんだ。社会的なことにもね。金銭面、経済、健康、科学……。そして、自分の意見を完璧に述べることに慣れている」

 最後にアウトゥオリ監督は、本田だけではなく、ボタフォゴには他にも、自分自身を犠牲にすることを厭わない選手たちがいること、そして、それぞれの選手の個性やパーソナリティーに価値があり、みんなが本田のようである必要はないと説いた。

 そのうえで世界に目を向け、「我々はみんな、こういう状況にあって、みんなで犠牲も払わなければならないし、苦しんでいるよね。そんななかで、少しでも感受性や良識があれば、そして少しの洞察力があれば、必ずや自分たちが過ごしている現状を理解するはずだ。それによって、良い意味で少し違った姿勢を持つことができるなら、パンデミックの後、世界が変わるかもしれないよね」と、持論を展開していた。

藤原清美 / Kiyomi Fujiwara

最終更新:5/24(日) 6:10
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