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日本にも上陸の可能性? 鳥インフルエンザA(H7N9)についてのQ&A

2013/5/7(火) 11:28配信

THE PAGE

 中国と台湾で鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに感染した患者が確認されています。5月2日時点では感染した患者は129名、このうち27名が死亡しています。予防や対策はどうしたらいいのか、世界的大流行(パンデミック)は起こるのか。Q&Aで解説します。(5月2日現在の情報をもとにしています)

Q 感染すると、どんな症状が起きるの?
A ほとんどの患者は重症肺炎を患い、発熱、咳、息切れなどの症状が見られます。また、敗血症、臓器不全を引き起こす可能性も指摘されていますが、情報はまだ限られています。

Q どうやって予防したらいい?
A 感染源、感染経路がまだ不確定ですが、WHOは他の感染症の予防方法と同じく、基本的な衛生慣行に従うことが賢明だと呼びかけています。手洗い・消毒などの手指衛生や、咳エチケット、生肉の扱いに注意するといった食品安全対策などです。

Q 予防のためのワクチンはあるの?
A 4月末時点では、予防のためのワクチンはまだありません。しかし、国立感染症研究所では、中国疾病予防管理センターから入手したウイルス株を用いたワクチン株の製造準備を行うなど、対策を進めているそうです。

Q ゴールデンウイーク中に中国に行ったんだけど。
A 中国の発生地域からの到着時に発熱などの症状がある場合は、検疫所へ相談しましょう。また、中国から入国する人には注意喚起カード(健康カード)が配布されています。これは、入国後10日間の健康状態を確認し、インフルエンザのような症状が出た場合、最寄りの保健所に中国への渡航歴と症状について電話で連絡し、相談するためのカードです。厚生労働省は、医療機関を受診する場合には持参するよう呼びかけています。なお、受診前に保健所の判断を仰ぐよう指示している自治体もあります。

Q 世界的大流行(パンデミック)の可能性はあるの?
A 厚生労働省によると、2003年に香港で確認されたH5N1型は、今年3月までに600人以上が感染するなど今も全世界で感染が確認されていますが、ヒトからヒトへの継続的な感染は確認されていません。しかし、今回のH7N9にはヒトに適応できる変異が起きる可能性があるという説もあり、その意味でパンデミックの可能性も完全には否定できないといわれています。

最終更新:2015/2/18(水) 3:50
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