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本田復帰でザックジャパンはどう変わるか?

2013/6/3(月) 0:43配信

THE PAGE

 ザックジャパンの大黒柱、MF本田圭佑(CSKAモスクワ)が、オーストラリア代表とのW杯アジア最終予選(埼玉スタジアム)へ向けて調整を続けている日本代表チームに合流する。

 5月12日のリーグ戦の途中で右太ももを痛めて戦列を離れていた本田は、1日に行われたアンジとのロシアカップ決勝に右MFとして20日ぶりに先発。後半22分までプレーして復調をアピールし、遠くロシアからアルベルト・ザッケローニ監督を安堵させた。

 日本への長距離移動による疲れ、6時間ある時差の影響、完全に戻っていない肉体のコンディションや試合勘の欠如と、懸念材料は多いが、本田の復帰でザックジャパンは、どう変わるのだろうか?

 DFの内田篤人(シャルケ)は、こんな意見を口にした。

 「あの人は一番勝ちたがっているというか誰よりも貪欲なんですよ。周りのこととかどうでもいいという感じで、本当にドンッと(中央に)いるから。ぶれない人が一人いると精神的に楽。しかもフィジカルも強い。あの人が相手選手に吹っ飛ばされるシーンって見たことがないじゃないですか。ミスをしたとしても、『何とかすんじゃね』って雰囲気があるからね。ボールを預けられるし、ゲームも落ち着く。フィジカルの面でも、ぶれない人がいると楽なんですよ」

 本田のフィジカルの強さは、大男たちがそろうオーストラリア代表たちも認めている。
195cm、95kgの巨体を誇るセンターバックのサシャ・オグネノブスキは、自身よりも、ひと回り以上も小さい182cm、76kgの本田への警戒心を強めている。

 「本田はフィジカル的に我々とマッチアップできる選手の一人。非常に危険な選手であり、我々は常に彼から目を離してはいけない」

 ザッケローニ監督は、ブルガリア代表との親善試合の前半で試した3‐4‐3をオーストラリア戦では封印することをすでに選手たちに伝えている。もちろん、オーストラリア戦では慣れ親しんだ4‐2‐3‐1で戦う考えで、本田のポジションはトップ下。香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)は左だ。ブルガリア戦ではゴールが遠かったが、戦術的には本田がトップ下に復帰することで何がどう変わるのだろうか。

 元日本代表MFの水沼貴史氏は、フィジカルコンタクトが強く、相手ゴール前で圧倒的な存在感を放つ本田が、そのトップ下に入ることで「2つの場所」を作ることができると指摘する。

 「ボールを預けられる場所と、時間を作れる場所。ワンタッチでポンポンつないでいく攻撃もいいけど、それができなかった時に時間を作れる選手がいることの効果は大きい。周りの選手、特に左サイドの香川がより生きることは間違いない。ボールをキープできる本田が、時間を作ることで、香川は動き直せる時間や新たなスペースを見つける時間を得られる。本当にわずかな時間だけど、それはとてつもなく大きい。まだまだコンビネーションを成熟させていく必要があるけど、本田と香川がお互いに特徴を理解し合えた時にはものすごいパワーを生みだすと思う」

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最終更新:2015/8/18(火) 4:43
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