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中国バブルは崩壊するのか/回復シナリオが描けない理由

2013/7/12(金) 10:45配信

THE PAGE

 中国経済の変調を示す経済統計が相次いでいる。製造業の景況感を示す購買担当者景気指数(PMI)は低迷が続いており、一方で消費者物価指数は下がらずインフレのリスクも指摘されている。一部の金融機関が資金ショートを起こしているという噂もあり、短期金利が一時7%台まで急上昇するという場面もあった。

 中国当局はこの状況に対して抜本的な対策を実施する気配はない。過剰な土地投機といったバブル的な経済活動は共産党幹部の腐敗と密接に結びついており、習近平政権は景気対策よりも腐敗一掃を優先する方針だからである。

 こうした強硬姿勢は当然、中国経済がハードランディングしてしまうリスクを高めることになる。内需を中心とした中国経済の回復に強い自信を持っているのか、それとも最悪の事態をすでに想定しているのか?市場では共産党指導部の真意を測りかねている状況だ。

中国の製造業はすでに2009年にピークアウトしていた

 そもそも中国経済は現在どのような状態にあるのだろうか?図1は中国の株価(上海総合指数)と製造業購買担当者景気指数(PMI)を示したチャートである。

 製造業購買担当者景気指数は、製造業の資材購入担当者などにアンケート調査を行い、その結果を指数化したものである。50を上回ると好景気、下回ると不景気と判断される。中国のPMIはリーマンショック後のリバウンドの際には55を超えていた時期もあったが、徐々に数値は低下してきており、最近では景況感の節目である50前後を行き来している。これまで中国経済が10%台の経済成長を続けてきたことを考えると、生産の落ち込みが激しいことが分かる。

 PMIの数値は中国の株価との連動性が高い。上海総合指数は基本的にPMIと同じ動きを見せている。中国経済はリーマンショックの影響を受けずこれまで順調に推移してきたイメージがあるが、このチャートを見る限りでは、少なくとも製造業については、2009年から2010年頃にすでにピークを迎えていたことがわかる。

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最終更新:2015/7/25(土) 4:29
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