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低価格化と多様化が進むMVNO / 月額714円で1GBのLTE通信サービスも

2013/9/27(金) 18:57配信

THE PAGE

スマートフォンやタブレットの高速通信を低額で利用できるMVNO。LTEに対応したNexus 7の発売やスマートデバイスの2台持ちが増加していることを背景に、通信量の増加やプランの豊富さで個性を競い合っています。最近では、月額1000円前後で112.5MbpsのLTE高速通信ができるサービスが好評で、10月には各社が相次いでサービスの拡充や値下げを予定。さらにMVNOサービスの多様化が進む勢いです。

MVNOは、NTTドコモなど既存の通信会社から回線を借り受けて通信サービスを展開するため、参入業者は多額の設備投資を必要としません。ユーザーは、MVNO業者から提供されるSIMを手持ちのタブレットやスマートフォンに挿すだけで、高額なデータ通信料金を支払わなくても、低額でLTE回線を使った高速通信が利用できるなどのメリットがあります。ただ、通話ができるサービスは一部に限られていますので、多くの場合、通話はIP電話を使うことになります。

ビックカメラやヨドバシカメラ、Amazonでも取り扱いがあるため、店頭やオンラインで手軽に入手できるようになりました。スマートフォンとタブレットを同時に持ち歩くユーザーや、通話を必要としないユーザーらが増え、通信料金を抑えながらも高速通信を利用したいというニーズが高まっているのです。

10月にサービスのリニューアルを予定している、月額1000円前後で112.5MbpsのLTE高速通信ができる主なサービスを見てみましょう。

今年4月に「業界最安値」をうたい、月額980円で1日30MBまでの通信量が高速で利用できる「OCNモバイルエントリーd LTE 980」(月トータル約900MB)を提供してきたのがNTTコミュニケーションズ。同社は9月26日、サービス名を「OCN モバイル ONE」としてリニューアルし、1日の通信量を60MBに増やせる1480円のコースや1日の通信量を気にせず月に1GBまで1260円で使えるコースなどラインナップを強化しました。

10月1日からは、1日の通信量制限がない月2GBまでの通信が可能なコースを1780円から1580円に値下げする予定です。同社では「1枚のSIMでコースに自由に変更でき、複数の端末で通信量を共有できる選択肢があるのが強み」と話しており、ユーザーのニーズに合わせた選択肢の広さをアピールしています。

「月額1000円以内」という価格を据え置いて、通信量を増加するのは、楽天ブロードバンドが提供する「LTE エントリープラン」。月額875円で月の通信量は200MBですが、10月からは300MBに増量すると発表しています。低料金でかつ1日の通信量を気にせず、月の通信量をトータルで利用できるというメリットがあります。

こうした“格安相場”に対し、さらに「業界最安値」を打ち出してきたのが、U-NEXTです。月額714円で1GBの通信量を高速で利用できるサービスで、フリービットと共同でNTTドコモから帯域を買い取ることでコスト圧縮を実現したと言います。通信量が少ないというユーザーには、月額1764円で3GBまで通信できるコースも。

現在は、問い合わせフォームを経由して利用申し込みをする方式ですが、10月1日からオンライン申し込みサイトを公開する予定です。既存の申し込み分については、すでにSIMカードの発送が始まっています。月額158円でSMS認証が必要なLINEアプリにも対応できるオプションも用意しています。

現在のところ、提供しているのはマイクロSIMのみ。ナノSIMは、iPhoneのSIMロックがかかって利用できないため、今のところ提供の予定はありません。同社は「最安値を設定することで話題性を持たせ、会員獲得を伸ばしてていく」と話しています。

最終更新:2015/11/17(火) 4:48
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